セリフ運びでストーリーを展開させるトークメーカー。 その機能性をフルに生かしている作家の一人こそ岡田拓也氏である。 この作品もまたそのセリフシステムが最大限に活用されているのだ。 無口な彼女にツッコミ続ける主人公。 そして最後にもたらされる一言が、すべてを内包し解放するオチなのである。 ある意味主人公の独白劇みたいなものであるが、最後のその彼女のセリフが巨大なハンマーとなって我々読者の頭をガツンと直撃する。 一編完結が基本で、ストーリーは短い。 けれど、もう一編もう一編 ... 続きを見る

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Twitterにmixi、FacebookやInstagram……世にあふれるＳＮＳの数々。 彼女――女子高生（？）のルカちゃんは、そのあちこちに出没しては、無意味な（むしろ有害な！）コミュニティを立ち上げたり、恋人の男の子に言葉のナイフを突き刺したりする迷惑な女の子。 恋人の彼はそんなルカちゃんに振りまわされっぱなしで、その酷い仕打ちに、毎回怒り心頭に発するも……彼女のひと言でころりと落ちます。落ちちゃいます。仕方ないよ、だって可愛いんだもの……。 ともすれば腹黒いルカちゃん ... 続きを見る

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