第2話 行方不明
文字数 491文字
「おやっさん!春奈ちゃんは?いる?」
勤務中の浩一は慌てた様子でスーパーの親父さんに大声で尋ねた。
「いや、今日は休むと連絡はあったでー。浩一くん、どうしたんや?。そんなに取り乱して。じぶん警察官やのに冷静にならなあかん。制服着てるんやで」
「い、いや、いなけりゃいいんだけど。見つけたら連絡して!必ず!」
店を飛び出して携帯電話を取り出し航にかけた。
『航か?春奈ちゃんの居場所はわかるかい?』
『急にどうしたんだい?春奈は今日もスーパーで働いているはずだけど』
『それが居ないんだ。家も留守だ。春奈ちゃんが危ない。狙われているみたいなんだ。署内の情報だ。詳しくは後で』
『どういう事なんだ?』
通話が切れた。
春奈が狙われている?そうか。やはり危ないことだけは確かなようだ。
何とか早く春奈を見つけ出して真相を確かめないといけない。
彼女の過去の出来事を本当は知りたいくせに聞きもせず目の前の幸せの為、俺は逃げていたんだ。
自分の事は隠し通すのに彼女のすべてを受け入れる勇気がなかった。心のどこかで信じてなかったんだ。春奈を。
どこにいるんだ。
春奈......すまない。
勤務中の浩一は慌てた様子でスーパーの親父さんに大声で尋ねた。
「いや、今日は休むと連絡はあったでー。浩一くん、どうしたんや?。そんなに取り乱して。じぶん警察官やのに冷静にならなあかん。制服着てるんやで」
「い、いや、いなけりゃいいんだけど。見つけたら連絡して!必ず!」
店を飛び出して携帯電話を取り出し航にかけた。
『航か?春奈ちゃんの居場所はわかるかい?』
『急にどうしたんだい?春奈は今日もスーパーで働いているはずだけど』
『それが居ないんだ。家も留守だ。春奈ちゃんが危ない。狙われているみたいなんだ。署内の情報だ。詳しくは後で』
『どういう事なんだ?』
通話が切れた。
春奈が狙われている?そうか。やはり危ないことだけは確かなようだ。
何とか早く春奈を見つけ出して真相を確かめないといけない。
彼女の過去の出来事を本当は知りたいくせに聞きもせず目の前の幸せの為、俺は逃げていたんだ。
自分の事は隠し通すのに彼女のすべてを受け入れる勇気がなかった。心のどこかで信じてなかったんだ。春奈を。
どこにいるんだ。
春奈......すまない。