「白君」について

文字数 647文字

注意)ガッツリ本編の内容に触れています。

あらすじやタグに「記憶喪失」というワードを表記していません。
その方が本編を楽しめるかなと思いました。
文庫本の帯や裏表紙に本編の内容を書き過ぎているせいで、面白さが半減した経験が何度もあるんですよ(笑)

ちなみに、記憶喪失もので好きな作品は、島田荘司さんの「異邦の騎士」です。
御手洗シリーズで泣くとは思わなかったわ。

「白の世界で君が呼ぶ名前」(略して白君)が今の形に落ち着くまで、コロコロと設定が変わりました。
初期から変わっていないのは、シュウのキャラ設定と、シュウが記憶喪失になってから主人公(初期は結子という名前ではなかった)に好きと言うまでの流れくらいです。
そもそも、主人公は今と全く異なるキャラで、一時は四角関係になっていました。

「白君」は恋愛未満エンドとなりましたが、当初、記憶を取り戻したシュウは、由衣ちゃんに告白して両想いになる予定でした。
「白君」の前日譚として、シュウ視点の小・中学時代エピソードを書こうと思ったこともあります。
しかし、友達であるシュウに好き好きと迫られた挙句、記憶が戻ったら由衣ちゃんとくっつくのは、さすがに主人公が振り回され過ぎて可哀想と思うように。
後で主人公に新しい出会いが訪れる話を書けばいいかと思いましたが、それでもモヤモヤしたので、最終的に私がスッキリするオチにしました。

読み返しながら不自然なところは矯正して仕上げましたが、頭を悩ませた割に、シンプルな話になったかも。
風呂敷を包めなくて微妙になるよりはいいかな。
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登場人物紹介

比奈結子(ひな・ゆいこ)

ハキハキした性格の女子高生。

中学時代に失恋して以来、ナカナカ恋ができないでいる。

邦倉修士(くにくら・しゅうじ)

結子と同じクラスで、周りから仲良しコンビとして認定されている。

チャラいイケメンに見られがちだが、実は草食系男子。

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