第2話
文字数 1,127文字
前回、ギリギリでクマから逃れて来た。
やっべえ汗が止まんねえ。
森の奥深くまで来ちゃったな・・・。
「あんた、能力なんだい?」
「能力?」
「そうじゃった・・・異世界転生?しちゃったしな・・・能力っていうものは絶対人々につくものなんだよ。ワシは筋肉で10万ぐらいだったじゃい。若い頃は3000万とかあったのにな・・・」
えええ!3000万!?それも筋肉でだろ・・・いや3000万とかあたまおかしいじゃねえの・・・。
じゃあ俺の能力って・・・なんだ?
「能力パラメーターがあるんだよ、ほら表示されておる」
「能力・・・運!?」
え?今なって言った?
「運・・・それに・・・8000万・・・ふぁっ!?」
「運って・・・あの運気とかの運?」
「そうじゃよ・・・じゃあお前、クマから命からがら逃げたのも異世界転生のも運っていうことじゃよ・・・」
「運!?神様が言ってた能力って運!?」
***
「いやあ、驚いた運が能力なんてな、しかも8000万なら敵なんか一発じゃよ」
「マジか・・・」
「職業は無職・・・だろうね」
いや、前世は小説家だったのにな・・・、運使いってだいぶやばくね、魔法使いとあるんだろうけど・・・運って・・・。
「ようし、じゃあユニコーン探しなどすぐに終わらせるぞ」
「なんでですか?」
「運っていう能力者が100年以上いなかったんだよ」
「100年前?」
「そう、今はヴァンシセ連邦の国王、ノヴァ様だ」
「誰それ?」
「世界最強の魔王だ、あいつに世界は支配されていると同じだ、この村も同盟を結んでいるぞ」
「あいつは運っていう世界最弱と言われた能力だった。でも今は王という1億何千パワーあるわけだ、」
いや、すごいなノヴァっていう人。
てかなんでユニコーン探しすぐに終わらせるんだ?
「お前が運使いとバレたら速攻追い出されてしまうんだ」
「この村はノヴァ様を嫌っておるんだ、能力が運なんてバレたら俺も去っちまうぜ」
「や、やべぇーじゃないか!」
「だろ、だから急ぐぞ」
そして走って洞窟へ来た。
「なんで洞窟なんて?」
「ここでユニコーンを最初見たんだ、逃げ出した今いるかもしれん」
洞窟へ潜入。
「鉄鉱石に石炭・・・異世界すげぇーな」
「異世界?なんかは知らんが、この洞窟なら人一倍しっとるぞ」
「ここに昔住んでいたからな」
「へぇー」
ズドン!
すると岩が崩れた。
ルードはネイトの手をしっかり握りしめた。
「ワシの人生これまで・・・」
「そんな遺言なんぞ言ってる場合じゃねーよ!」
と大根を引っこ抜くように手を上にあげ地面につかせた。
「危なかったわい・・・」
「あっ!あれは・・・」
「ユニコーンじゃよ」
角は虹色、超キレイであった。
これがユニコーン・・・かっけぇー・・・言葉が出ねぜ。
「よっしゃー!行くぞっ!」
「おぉー!」