第4話
文字数 940文字
こんなの・・・運使い・・・でも・・・いや挑戦だ!
川に飛び込んで救い出し陸に行く、これで行くぞー
はっ!
正直、水泳なんて・・できてるわ・・・なんで?
いたっ!
そしてルードは少年を救い出したのであった。
「あ・・・ありがとう」
「謝罪はいい、とにかく行くぞ」
「うん」
そして洞窟へ向かった。
「良かった・・・生きてて」
「こんなに生きてることに感謝されるなんて・・・」
「え?」
「ずっと親からもいじめらていたんだ・・・」
「そんなの関係ないぜ・・・」
「え?」
「運の能力持ちだからな!」
「運の能力持ち!?」
***
「運の能力持ちなんて何年ぶりなんだ?」
「100年ぶりとかなんとか・・・」
「世界最強の魔王と同じだから殺されちゃうよ!助けてもらったのに」
「安心しろ、」
「え?」
「『運』8000万の男だからな」
「8000万!?」
と気絶してしまった。
つってもこの子が言ってしまうと僕が殺されてしまうからな・・・。
どうする?口止め料とか払っておく?
「お前・・・名は?」
「ウィンドだよ、風って呼んでくれたらうれしいな」
「ウィンド!絶対言うんじゃないぞ!運の能力持ちなんてな」
「分かったよ!でもこのままだったら功労賞貰えるかもね」
「功労賞?」
「人を救ったりとか町を直したりとかしたら功労賞っていう賞がもらえるんだよ」
「なるほどーこのままだったらもらえるっていうことか」
「あと能力言わないといけないよ」
「え・・・今なんて・・・」
「能力言わないといけないよって・・・」
マジかよ・・・このままだったらスピーチとかで言わないといけないんだろ、
言って村人から叩かれて村を追い出される可能性しかないんだけど・・・・、やばいやばい・・・鳥肌立ってきた。
「功労賞って人が見てるんだろ?防犯カメラとかもないし・・・」
「灯台から見えているよ、村の人に言われるよ」
くそっ・・・見ているから言われるのかよ・・・くそっ・・・。
そして雨は止んだ。帰っていった。
***
「あんたどこ行ってんだい!」
「ネイト爺さん」
「なんじゃい」
「俺、終わったかもしんねえ」
「何があったんじゃ!?」
ゴニョゴニョ・・・
「は・・・噓じゃん・・・・」
凍結している。
「どうすれば・・・」
「これはワシとお前とウィンドの運命を変える時からもしんねえ」