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[歴史]
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『古寺巡礼』や『風土』などの著作で知られる哲学者・和辻哲郎は、戦中には『尊皇思想とその伝統』や『日本の臣道、アメリカの国民性』などを書き、天皇と国家のために身命を惜しまず、滅私奉公するのが日本古来からの伝統だと語りました。 『埋もれた日本―キリシタン渡来文化前後における日本の思想的状況』から、戦後の和辻の歴史観に迫りたいと思います。戦中と戦後で、日本礼賛から西洋礼賛へ180度思想を転向させたように見えますが…。
あおぞらつばめ
和辻哲郎が戦中・戦後でそのように思想を表現していたこと、初めて知りました! それにしても、この哲学の巨人が抱いた独特の歴史観を看破し、批判を加えられるmikaさん、すごいです……。勉強になりました。 遅くなりましたが、書評コンテスト入選おめでとうございます! 優秀作品の名に恥じない、優れた書評でした。
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