桐一葉
梧桐一葉落天下盡知秋
(アオギリの一葉が落ちて天下の秋を知らせる。)
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１１話 道具の使い方
うんうん頷きながら拝読しました。読後に感じたことは、「平素な言葉でとても深いことを語っている……」ということでした。ヘレンケラーから、日本の識字率、そして教育格差、教育の本来の意味を淡々と語られて、最初の一文と呼応するようにラストの一文が締めくくられる。見事なエッセイだと思いました。……私は最近見たネットの記事を思い出してしまいました。詐欺の受け子が逮捕されたニュースで、リュックの中にその子が自分を奮い立たせるために書いたであろうメモがあったんですよ。ポジティブな言葉の羅列で（お金持ちになる、全てうまくいく、マイナス思考をなくせ、仲間が増える等々）それが子どもっぽい字で誤字脱字だらけで、見たとき胸がキュッとしてしまいました。その子の今までの環境が透けて見えるような気がして……本当に最後の一文は真理だと思います。
【追伸】『タイムスリップあるいは異世界召喚』で言い忘れてしまったのですが、ラストの「どんな世界へも自由に羽ばたいてゆける」を読んだとき、『天叢雲剣』を思い出しました。「こうあって欲しい」という想像の“翼”を感じさせられた素敵な作品で、私の好きな世界です。さすがは受賞作！(*^-^*)
返信（1）
佐久田さん、ありがとうございます！最初の一行を書きはじめたときは、こんな大まじめな内容になる予定ではなかったのですが、いつのまにやら……(^o^;)
気軽にさくさく読める内容ではないし、押しつけがましい部分があるかなと、アップするのを半日ほど迷ったテーマなので、読んでくださったうえ、過分なお言葉までいただけて、とてもありがたいです。ほっとしました。小心者なのです(>_<)
詐欺の受け子のお話、胸が詰まります。ポジティブなことばのメモ、しかも誤字脱字だらけ……せつない。聞くところによると、詐欺の黒幕は自己啓発セミナーさながらのポジティブなことばで巧みに若いひとを勧誘&洗脳して、そして使い捨ての駒にするとか。もしかしたら受け子本人は犯罪に荷担するという意識すらないまま使われているのかもしれません。甘いことばには裏がある、という知識さえあれば踏みとどまれたかもしれない、と思うとやりきれませんね……。
『天叢雲剣』は、平家一族滅亡の地・壇ノ浦が故郷の県ということもあり、題材にしたのですが、書いていくうちに「あ、これなら悲劇を回避できるかも」とひらめき、あのようになりました。ですので、そういっていただけてすごくうれしいです！いつも感謝しております。ありがとうございます。
気軽にさくさく読める内容ではないし、押しつけがましい部分があるかなと、アップするのを半日ほど迷ったテーマなので、読んでくださったうえ、過分なお言葉までいただけて、とてもありがたいです。ほっとしました。小心者なのです(>_<)
詐欺の受け子のお話、胸が詰まります。ポジティブなことばのメモ、しかも誤字脱字だらけ……せつない。聞くところによると、詐欺の黒幕は自己啓発セミナーさながらのポジティブなことばで巧みに若いひとを勧誘&洗脳して、そして使い捨ての駒にするとか。もしかしたら受け子本人は犯罪に荷担するという意識すらないまま使われているのかもしれません。甘いことばには裏がある、という知識さえあれば踏みとどまれたかもしれない、と思うとやりきれませんね……。
『天叢雲剣』は、平家一族滅亡の地・壇ノ浦が故郷の県ということもあり、題材にしたのですが、書いていくうちに「あ、これなら悲劇を回避できるかも」とひらめき、あのようになりました。ですので、そういっていただけてすごくうれしいです！いつも感謝しております。ありがとうございます。