バイブル・スタディ・コーヒー ~スラスラ読める! 聖書入門

作者 mika

[歴史]

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バイブル・スタディの仲間たちの会話をちょっとだけ覗いてみてください。
寝ころんでスラスラ読める! 「物語」がわかれば、聖書は楽しい。
聖書を最初から最後まで読み通すのは大変です。途中でいやになってしまうことも珍しくないでしょう。
なんとなく難しそうでも、聖書のことばの向こうには、豊かな歴史と文化が広がっています。
どなたでも、実際に聖書を読んでみようというかたのお役に立てればうれしいです。


アイコンはTopeconHeroesダーヤマ様の「ダ鳥獣戯画」より使用させていただきました。

ファンレター

ようやく解けました

マルティン・ルターの基礎教書「キリスト者の自由」の最後の箇所に階梯に関する記述があり、月日が経ても解釈が難しいと感じていましたが、ようやく解けました。
ありがとうございます。
mika先生のお陰です。

返信(1)

子冬さん、いつもお読みいただきありがとうございます。微力ながら、子冬さんのお役に立てましたこと、とてもうれしく思います^^
ルターの『キリスト者の自由』は、名著として名前は知っていましたが、今まで読んだことはありませんでした。ヤコブのはしごについて言及されている、と教えていただきましたので、わたしも興味を持ち、読んでみました。On the Freedom of a Christian (English translation of the original German text with a commentary) in the Taylor Editionsを読んでみての感想を少し書きますね。(すぐに読めるのが英訳しかなかったので、子冬さんがお持ちの本の訳とは多少違うかもしれません)

ルターは、ヨハネによる福音書1章51節から引用して、わたしたちは自分自身の中で生きるのではなく、信仰によってキリストの中に、愛によって隣人の中に生きる、ということを伝えているのですね。
イエス・キリストがご自身を階段にたとえられたように、わたしたちは信仰によって神の方へと階段を上ったり、神からの愛を通して隣人の方へと階段を下がったりしながら、常にキリストという階段の上にとどまっている。これこそ、心をすべての罪や戒めから解放した、真のキリスト教的自由である。
そのように、わたしはルターの言葉を受けとめました。
わたしたちをご自分の人生に受け入れてくださったキリストから、神の愛はわたしたちの中に流れ込んでくる。神の善いものは、わたしたちからそれを必要とする人たちへと流れ出ていく。だから、だれもが自分のことのように隣人を受け入れなければならない、というルターのメッセージは、胸に刺さりました。
現代においても、憎しみや差別を捨てきれずにいるわたしたちにとっては、ルターが引用している「自分の利益を求めず、隣人のために有利なことを求める」(第1コリント信徒への手紙)生き方を実践するのは、本当に難しいものだなと思いました。

子冬さんのおかげで、ルターの名著にふれることができました! おしえていただき、どうもありがとうございます^^ 引き続き、バイブル・スタディにお付き合いいただければ幸いです。