バイブル・スタディ・コーヒー ~スラスラ読める! 聖書入門

作者 mika

[歴史]

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バイブル・スタディの仲間たちの会話をちょっとだけ覗いてみてください。
寝ころんでスラスラ読める! 「物語」がわかれば、聖書は楽しい。
聖書を最初から最後まで読み通すのは大変です。途中でいやになってしまうことも珍しくないでしょう。
なんとなく難しそうでも、聖書のことばの向こうには、豊かな歴史と文化が広がっています。
どなたでも、実際に聖書を読んでみようというかたのお役に立てればうれしいです。


アイコンはTopeconHeroesダーヤマ様の「ダ鳥獣戯画」より使用させていただきました。

ファンレター

創世記27~29章

ヤコブの旅立ちのエピソードを見逃していて、今読みました!
雲間からの光の柱、ヤコブの梯子というんですね。確かにあの自然現象は、ただならぬ荘厳さを感じさせますね。昔の人が神様の力を感じたのも、分かるような気がします。
そして今回。衝撃的なひとめぼれと結婚のお話でした! 「愛のとりこ」になったヤコブの姿が良いですね(笑)。だけどその後の展開はまた、民族の厳しい掟にぶつかりますね。婚資や労役婚の話、大変勉強になりました!

返信(1)

あおぞらさん、お忙しいなかでお読みいただき、ありがとうございます。
ウィリアム・ダイスの絵は、衝撃的なひとめぼれ感が伝わってきますよね^^ ラケルの表情が初々しくて、上手だなぁと思います。婚約期間と結婚後、合わせて14年も労働奉仕してもかまわないと思わせる、美人っぷりですね!
この絵だとヤコブは若者なのですが、聖書を文字通り読むと、ラケルと出会ったとき、ヤコブは40歳すぎているはずなのです。

婚資や労役婚の話をお楽しみいただけたようで、書いてよかったです^^
日本で「三年婿」「五年婿」などと呼ばれた労役婚の風習は、東北地方の北部、具体的には青森県の大部分、岩手県北部、秋田県の鹿角地方などにみられたそうです。なんと1980年代まで現存していたと書いてあったので、驚きました!
ヤコブの結婚譚は、わたしも読んでいてぜんぜん共感できず、なぜこのエピソードが何千年も語り継がれたのだろうか、と不思議に思っていました。
しかし、文化人類学の研究成果から、似たような婚姻習俗が日本でもあったと知り、古代に廃れたものではなく、わりと最近までみられた事例だったと分かって、ヤコブの結婚についての理解が深まりました。
次回は、ヤコブの二人の妻たちが互いにねたみ争う昼ドラ展開です。引き続きよろしくお願いいたします。