三奈乃の読書日記

[創作論・評論]

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わたし――南ノ三奈乃が読んで面白かったと思う本を紹介していきたいと思います。
純文学多めになるかな? ……と思っていたのですが、エンタメもマンガも……もうなんでもありになってきました!
※表紙イラスト/ノーコピーライトガール

ファンレター

第6、7話『殺人出産』

私にしては超珍しく『コンビニ人間』も『殺人出産』も読んでいたのですよ(笑)
たまたま『コンビニ人間』を立ち読みして、主人公の世間との関わり方、痛い行動原理が失笑レベルでわかりすぎてしまい、ユーモアがツボでとても面白かったのです。(外国人バイトとの絡みとか)
それで続けて『殺人出産』も読んで。だいぶ前に読んだきりなのでうろ覚えですが、潔癖症の世界かな?と感じた記憶が。(あくまで個人の感想です。汗)
当たり前になった制度と、実際の生活のあわいに存在するグレーゾーンがあまり見当たらず、日常や意識に”死”があふれていて、死もライトで明るく照らしつけられているような印象でした。
それで今回、南ノさんの書評で非常に腑に落ちまして……「アニメ的」!! 確かにそうです、テンポよく一気読みしましたし。
森全体を見るような南ノさんの視点に、今回も目から鱗でした。

返信(1)

佐久田さん、お読みいただきありがとうございます!
『コンビニ人間』について、「痛い行動原理が失笑レベルでわかりすぎ」るという佐久田さんの感覚が、わたしもわかります。わかってしまいます!十分わかるので、この部分はこれ以上書きませんけど^^
あと、外国人バイトと言えば、内容はもちろん違いますが、佐久田さんの「2020年5月15日」でも外国人バイトの姿が印象的に描かれていましたよね。短い作品ですけれど、私は佐久田さんのあの作品がとても好きなんです。
「潔癖症」、なるほど!佐久田さんのコメントを読ませていただくまでは、気づきませんでした。確かに、言われてみると、環や育子が世界を拒否する感覚が「潔癖症」的だと思いました。
実は深夜アニメと言う時、私の頭の中には佐久田さんの「マジカル・カンファレンス」が浮かんでいたんです。まるで本当にそういうアニメを見たような感覚になっています。私、佐久田作品に影響受けてます~!