もっと『闇の左手』~ゲセンへの秘密の扉~

戯曲『闇の左手』の原作小説(アーシュラ・K・ル=グウィン著)は、ひじょうに複雑ですばらしい世界観に基づいています。私の戯曲だけではものたりないという方々と、原作への愛を共有するために、もととなっている引用部分の資料集のコーナーを作りました。翻訳は私のオリジナルです。
アクセスしづらい形になっているページもあり、ご不便をおかけしますが、とある事情のためなので(詳細は「はじめに」をご覧ください)、お許しいただければ幸いです。(スマートフォンでもダブルタップで入れます。)

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エストラヴェンの手記(第16章)を読了

 ストーリーに言及しています。興奮しすぎて配慮ができませんでした。



 ああ、まさに炎のロマンティック! 16章の訳はエストラヴェンの目を通してアイが徐々に興味の対象から、リスペクト、そして愛に変っていくのが伝わってきます。ケマーの緊張感、まさに一触即発。さりげなくギリギリの会話をしながらも、衝動を抑えつつ二人でくそ真面目に語らう。ちょっと(読者には)ジレジレのシーン。ああ、なんて……(ええい、もどかしいっ)けど、崇高なシーンなんだろうと思います。過酷な氷原の旅で培った、触れてしまうと壊れてしまうまるで砂糖菓子のような、愛よりも高みの愛。滑らかで情緒あふれる訳で堪能しました。詩もハヤカワ版とは少し訳し方が違って、ああ道と涯ってチョイスもいいなあとうっとりです。(ケメルが入ってないので、口ずさみやすい)

返信(2)

ありがとうございます! ほんとジレジレですよね( ´艸`)。。。そのうちゲンリー側の手記も出しますね。比べて読むと面白いですよね。
私は良いセックスってとても大事だと思うんですが、相手が大切すぎてしまってセックスできないっていうのもやっぱりすごく大事だと思うんです。まさに恋愛を超えた愛ですよね。友達以上恋人未満というけど、一足飛びに恋人を超えちゃった先の友と言うか、こういうのをソウルメイトと言うんでしょうか。
で、このあとケマーを抜けたエストラヴェンさまがまたびしっとクールビューティーに戻っちゃうのがなんとも(笑)。そして命を賭けてゲンリーくんを守り抜くっていうね、もう素敵すぎてまた泣いちゃいます。
詩の訳も気に入っていただけて嬉しいです。(*^^*)(小声で)ハヤカワ訳、古風にしようとして、左手を「弓手(ゆんで)」、右手を「馬手(めて)」って訳してますけど、変ですよね。ゲセンに馬はいないじゃないですか。こういうところすごく気になるんです。
ゲセンに馬はいない……、ああ確かにおかしい! 全く気が付かなかったです。目からウロコでした。
ゲンリー視点も楽しみです。
戯曲もオリジナルが多いとうかがい、ワクワク。でも、やっぱりラストに向かうのはさみしい……。