もっと『闇の左手』~ゲセンへの秘密の扉~

[SF]

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15件のファンレター

私の戯曲『闇の左手』の、原作小説(アーシュラ・K・ル=グウィン著)を紹介するコーナーです。
詳しくは「はじめに」をお読みください。
(2023.12.13) ただいま整理中です。一時的にリンク切れなどご不便をかけますが、しばらくお待ちいただければ幸いです。

目次

連載中 全30話

2024年02月13日 23:45 更新

  1. はじめに ~ル=グウィンさんの思い出、例のアニメに関してなど~2023年12月13日
  2. はじめにのつづき ~紙本への銀色のはるかな道~2024年02月13日
  3. 資料室1(挿話集)

  4. 【民話】十九の日(原作第四章)2023年12月13日
  5. 【調査レポート】性の問題(1)(原作第七章)2023年12月13日
  6. 【調査レポート】性の問題(2)(原作第七章)2023年12月13日
  7. 【調査レポート】性の問題(3)(原作第七章)2023年12月13日
  8. 【調査レポート】性の問題(4)(原作第七章)2023年12月13日
  9. 【聖典】時と闇に寄す(原作第十二章)2023年12月13日
  10. 【古文書】オーゴレインの創世伝(原作第十七章)2023年12月13日
  11. 【民話】逆賊エストラヴェン(前半)(原作第九章)2023年12月13日
  12. 【民話】逆賊エストラヴェン(後半)(原作第九章)2023年12月13日
  13. 【ゲンリーの手記】(抜粋1)(原作第一章冒頭)2024年01月11日
  14. 【ゲンリーの手記】(抜粋2)(原作第十八章冒頭)2023年12月13日
  15. 資料室2(各章のあらすじ)

  16. 原作第一章~五章のまとめ2023年12月13日
  17. 原作第六章~十三章のまとめ2023年12月13日
  18. 原作第十四~二十章のまとめ(工事中)2023年12月13日
  19. こぼれ話たち

  20. こぼれ話(1):「エクーメン」ではなく「エキュメン」2023年12月13日
  21. こぼれ話(2):ゲンリーのガジェット「ボイスライター」と「アンシブル」2023年12月13日
  22. こぼれ話(3):ル=グウィンさんはカリフォルニア育ち2023年12月13日
  23. こぼれ話(4):英文和訳から翻訳へ ~AI vs. 私たち~2023年12月13日
  24. こぼれ話たち(整理中)

  25. (ここから先、工事中)2023年12月13日
  26. (工事中)2024年02月13日
  27. (工事中)2024年02月13日
  28. こぼれ話(5):空白を読む、というかようするに妄想ノスゝメ(ハートマーク)2023年12月13日
  29. こぼれ話(7):ゲセンの味「カディク」と「オーシュ」(プラスR15話)2023年12月13日
  30. こぼれ話(8):グッバイ、橇2023年12月13日
  31. こぼれ話(9):祖国を想うとき人の声はうわずるか、ふるえるか2023年12月13日
  32. こぼれ話(10):クライマックス/ご質問にお答えして2023年12月13日
  33. こぼれ話(11):冒頭/ご質問にお答えして2023年12月13日
  34. こぼれ話(12):やめましょう、とあなたは言った(または愛国と売国について)2023年12月13日

登場人物

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ファンレター

副音声を読んで、意図がはっきりわかりました

 副音声を読むと、はっきり冒頭の意図がわかります。ぼんやりと読んでいたので、なるほど!と今更ながらにうなずきながら読みました。  私は、冒頭は生々しい心の傷が落ち着いた彼が回想して書いた部分かなと思っていましたが、報告書って可及的速やかに提出するものですよね。貴訳を読んで確かに、と思いました。 (私は創作をするときにまず絵や動きが浮かぶタイプで、それを文字に起こしていくような書き方です。で、読むときも文字をできるだけ画像にしてしまいます……だから読みも浅いのかなあ。もっと言葉を言葉のまま理解 ... 続きを見る

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1-1,1-2拝読しました

1-1   冒頭ですね!!!  出版版では「私はこの報告書を物語のようにしたためよう」でした。  この一文の古風な香りに、ずっきゅーんとやられたのを覚えています。  でも、今の若い読者の方はどうなんでしょう。未村さんの「僕はこの報告書を、ひとつの物語として記そうと思う」のほうが、すんなりイメージが伝わりそうですね。出版版に使われていた「こぼたれやすい」の意味も実は今再度調べてみるまで知りませんでした。ずーーーっと「こぼれる」の古い言い回しだと思っていました。今回調べたら、壊れやすいって意 ... 続きを見る

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渾身の訳!

 久しぶりに、本の山から「闇の左手」を発掘してきました。今回、どれも渾身の訳ですね。オーラを感じます。 19-13 「白と黒のだんだら縞」が、タイトルをイメージさせる「闇と光の織りなす縞模様」もうこれだけで泣けてきます。「人ひとり動く気配もない。」もわかりやすいです。僕の舌はもつれた。は未村さんの挿入でしょうか。ゲンリーの動揺する様子がよくわかります。彼らの荒い息づかいが聞こえてくるような訳ですね。 19-14  シノス渓谷→例の紛争の谷の傾斜に変えられたんですね。(あくまで個人 ... 続きを見る

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こぼれ話(8)拝読しました

 翻訳って、なんて繊細でそして大変な作業なんでしょうね。より作者の意図に沿うためには、細心の注意を払った解析とそして繊細な付加が必要なんだなと思いました。一つ一つの文章の組み立てを考えながら読むって、想像力だけではなく推理力も必要でとても大変な作業ですね。一文一文にかける未村さんの注力に頭が下がりっぱなしです。    翻訳は、まっさらな赤ちゃんにこの世のことを教える親と同じだと思います。赤ちゃんであった読者はそのうち成長して原作を独力で読むかもしれませんが、そうでなければ最初にすり込まれたイメ ... 続きを見る

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19-11,12拝読しました

 未村さんの訳には温かみを感じます。キャラクターに対する愛情がにじみ出ているのでしょうか。  今回はオリンピックの直後でもあり、「空手」をからてと読んでしまいました(笑)この辺りを読むと、エストラヴェンの官吏としての有能さがわかって、おまけに若いころなので、今よりもっと美青年なのね~~、ときゃあきゃあ心の内で叫びながら妄想してしまいました。偉ぶらずに、そして卑屈にもならずにセシシャと対等な目線で救いを求めるエストラヴェンの高潔な感じがまた素敵です。(しかし、ル・グインさん。またカワウソ。カワウ ... 続きを見る

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19-8~10まで拝読しました

 今回は出版された本は手元にありません。堆積する本の下に埋もれてしまったみたいで、いつもならゲゲゲの鬼太郎の髪の毛レーダーよろしくぴぴっと「ここにある」と解るのですが、最近堆積した本の山に寄ろうとすると、そちらを読んでしまいレーダーが働かないのです。で、今回は目の前に総天然色の二人が浮かぶような未村さんの訳だけで楽しませていただきました。 「沈黙を選ばせていただくのはいかがなものかとは思いますが、嘘よりはましかと」この19-8にある台詞とっても素敵ですね、格調高くて凜として。相手を尊重しな ... 続きを見る

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旅の75日目

 まるで横でゲンリーが語ってくれているように、すんなりと頭に情景が浮かびます。このすーっと頭に入る、なんとも言えない滑りの心地よさが未村さんの訳の魅力ですね。あ、出版版では氷原に立ってから51日目になっていますが?(こればかりは原本に当たらないとわからない)。  旅の終わりの数日間の描写が、また良いですね。疲労困憊でぼーっとしながらも頭に歓喜が満ちている、考える間もなく、文章から伝わってきました。目から心にダイレクト!  未村さんの訳でまたこの世界の気がついていなかった側面を見せていただいて ... 続きを見る

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いよいよ旅も佳境(19-1~3)

 出版されている本と読み比べています。翻訳でこんなに雰囲気が変るんだ……に驚いています。(今から読まれる方には、出版されている本も買って読み比べてみるのも私的にはおすすめしたいです。エストラヴェンの脳内画像が二つの訳では違うんじゃないかな。作品世界が広がります)  ああ、いよいよ旅も佳境ですね……(寂)  エストラヴェンがクレヴァスに落ちるシーン。うわごとのようにエストラヴェンが目の当たりにした恐怖と荘厳な美しさを断片的に語る部分が大好きです。自分も底なしの蒼い深淵を覗いた気持ちになりま ... 続きを見る

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ごくり!

 ゲセンの味、あ〜、この料理あったあったと興奮しながら読みました。逃避行の間に食べるシチュー、美味しそうでしたね。飲み物はルイボスティー系に私は一票。架空の料理は読み手の数だけ味があって、他の方の感じた味を聞いてみるのは楽しそうですね。  グィンさんの作品は結構読んだと想うのですが、実はゲド戦記は2巻までしか読んでいないのです。(それも借りて)1巻で大感動して、その興奮のまま2巻に進んだら一向にゲドが出てこなくてあれ、主人公がこんだけ〜と肩透かしをくらって、でも次は活躍…と思ったらいきなり老け ... 続きを見る

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18-8から18-13まで

毎回とりとめもない感想すみません。 18-8 ああ、ドラマチックだなあ。未村さんの訳は芳醇ですね、二人の心の機微が伝わって来ます。でも心で会話出来るようになったその最初が、こんな忌まわしい記憶を惹起させるものなんて……。動揺するエストラヴェンと、戸惑うゲンリー・アイ。苦悩するエストラヴェンに、どうしていいかわからず困惑するアイの姿が目に浮かびます。  個人的な事ですが、私は小さい時から、SFを読んでいると宇宙人などとの更新の時に相手の言葉がカタカナになるのが苦手でした。違和感が強いし、急 ... 続きを見る

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小説情報

もっと『闇の左手』~ゲセンへの秘密の扉~

未村 明(ミムラアキラ)  mimura_akira

執筆状況
連載中
エピソード
30話
種類
一般小説
ジャンル
SF
タグ
SF, ファンタジー, ル=グウィン, オリジナル訳, 翻訳, 波乱万丈, 友情, 切ない, 両性具有, 創作のヒント
総文字数
45,116文字
公開日
2021年04月25日 20:20
最終更新日
2024年02月13日 23:45
ファンレター数
15