もっと『闇の左手』~ゲセンへの秘密の扉~

戯曲『闇の左手』の原作小説(アーシュラ・K・ル=グウィン著)は、ひじょうに複雑ですばらしい世界観に基づいています。私の戯曲だけではものたりないという方々と、原作への愛を共有するために、もととなっている引用部分の資料集のコーナーを作りました。翻訳は私のオリジナルです。
アクセスしづらい形になっているページもあり、ご不便をおかけしますが、とある事情のためなので(詳細は「はじめに」をご覧ください)、お許しいただければ幸いです。(スマートフォンでもダブルタップで入れます。)

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18-8から18-13まで

毎回とりとめもない感想すみません。 18-8 ああ、ドラマチックだなあ。未村さんの訳は芳醇ですね、二人の心の機微が伝わって来ます。でも心で会話出来るようになったその最初が、こんな忌まわしい記憶を惹起させるものなんて……。動揺するエストラヴェンと、戸惑うゲンリー・アイ。苦悩するエストラヴェンに、どうしていいかわからず困惑するアイの姿が目に浮かびます。  個人的な事ですが、私は小さい時から、SFを読んでいると宇宙人などとの更新の時に相手の言葉がカタカナになるのが苦手でした。違和感が強いし、急 ... 続きを見る

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18-1~7まで読みました

いつものごとく、とりとめも無く感想を書かせていただきます。あくまで私の感覚ですので、意図と違う部分があればすみません。  18-1:ここの訳はとりわけ素敵ですね。あの「歓喜」につながるところの息づかいというか、間合いがとっても好きです。読んでいてリズムがふっ、とつながる。この緩急の妙は三村さんが演劇を書かれてそして演じられる方だからこその賜物でしょうか。最初日本語訳を読んだときには読み飛ばしていました。  18-2:まるでアイがその場でつぶやいて(ぼやいて?←このぼやきが微笑ましい)いる ... 続きを見る

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本当に贅沢!

「『NOVELDAYS』に登録してよかった!だってこんな作品を読ませていただけるのだから」、本当にそう思います。なんという贅沢なことか…この作品を私たちが読ませていただくために、どれだけの語学力、知識、日本語力、それから時間と体力が必要とされるのか。それを考えると、なんだか茫然としてしまいます。翻訳というのが、外国文化受容においてどれだけ大きな意味を持っているかということを改めて感じました。私たちは本当に、いい翻訳をして下さる方に対してどれだけ敬意を払ってもまだ足りないんですよね。 未村さんが ... 続きを見る

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16-3 ドラムナーとドレムゴールの狭間で まで読みました

16-1 アイの話し方が人なつこくて可愛いです。。敬語が崩れては、またもとにもどり、徐々に2人の心の距離が近づいていくのを感じます。 16-2 「アイが言うには~立ち入れないのだ。」のあたり、読み比べてみると訳でこんなに差が出るのかとびっくりしました。読み慣れた日本語版も雰囲気があるけど、未村さん訳も哲学の香りがしてとても好きです。「~誰が知ろう」とか読んでいて格好いいです。英語にも文語調とかあるらしいですが、グィンさんの元の英語はどんな感じなのでしょう。これを肌で感じられ読みこなせる人の特権 ... 続きを見る

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オーゴレインへの片道

 オーゴレインへの片道6-5まで読みました。恥ずかしながら、私にとって「闇の左手」はあの逃避行のシーンで占められてしまっており、前半は全然頭に残っていないのです。二人ともが苦労していた覚えとこの世界感が伝わってきた覚えはあるのですが。ああ、こんなシーンがあったんだ、エストラヴェンそんなアルバイトしてたっけとじっくり堪能させていただきました。特に電話をかける前の「私は他に~嫌な連中のあいだで」の訳がカッコ良くて好きです。そしてこの前後の文章がとてもよく理解できました!!!本ではちょっと固くてイメー ... 続きを見る

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1-2,1-3

1-2:ここはとっても意味深なシーンですね。逃亡中にゲンリーに語った昔話など、欠片をあつめて最後の最後にエストラヴェンの心の奥に潜む苦悩が浮き上がってくる……、私は最初に読んだときは逃避行の結末で愕然としていてよくわかりませんでしたが、はっ、と気がついたときグインさんの縦糸横糸を巧妙に織り上げたようなこの物語の神髄を見た気がしました。(こちらでは男性役なのですね、アシェに対してちょっと旦那さんっぽい接し方、台詞。すがるように愛される男役にちょっといらだっているエストラヴェンがリアルに浮き上がって ... 続きを見る

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エストラヴェンの手記(第16章)を読了

 ストーリーに言及しています。興奮しすぎて配慮ができませんでした。  ああ、まさに炎のロマンティック! 16章の訳はエストラヴェンの目を通してアイが徐々に興味の対象から、リスペクト、そして愛に変っていくのが伝わってきます。ケマーの緊張感、まさに一触即発。さりげなくギリギリの会話をしながらも、衝動を抑えつつ二人でくそ真面目に語らう。ちょっと(読者には)ジレジレのシーン。ああ、なんて……(ええい、もどかしいっ)けど、崇高なシーンなんだろうと思います。過酷な氷原の旅で培った、触れてしまう ... 続きを見る

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擬古文が超かっこいい!

この資料集のおかげで、『闇の左手』に対する理解が深まるだけでなく、「聖典」と「古文書」の擬古文がめちゃくちゃかっこいい!漢字の選択とルビが絶妙ですね。「生(とき)の中心(しん)」とか、痺れました!思わず朗読したくなる響きのよさに加え、「逍遥(あゆ)みつつ」とか「底涯(はて)なかりき」とか、とにかく漢字がすごく魅力的です。 …あと、本編の方、総合ランキングの「三日」と「本日」の両方で1位!堂々の二冠達成ですね。もうすごいとしか言えません~(^^)/

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