有機交流電燈 ダイアローグ

作者 mika

[社会・思想]

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24件のファンレター

☆NEW!!☆第10話、第11話 チャット版にリライトしました。
好奇心旺盛な社会科研究部の仲間たちが語り合う、そんな日常風景をお届けします。
映画、絵本、民話やおとぎ話、音楽、時事的な話題など。

※表紙はAdobe StockからFranzi Drawsさまの作品を使用させていただきました。


ファンレター

バユン猫

mikaさん、バユン猫にまつわる二話、興味深く拝読しました。

どこで以前にも書かれていたかもしれませんが、昨今のラノベで好まれる構図・展開が昔ながらの民話と似ている、というご指摘、納得です。人間が好む、あるいは馴染めるお話というのは、ある程度型があるんでしょうね。独創性を求められる世界でもありますが、そこのところのつり合い、というものを考えさせられました。

そして、バユン猫の性質というか役割が変わってしまったとのご指摘、僕が思っている、怖くなくなった近年の日本妖怪と同じですね!
それは観察としては面白いのですが、それでいいんだろうか? という不安も古い世代としては思ってしまします。

示唆に富む面白いお話を有り難うございました。

返信(1)

村山さん、お忙しいなかでお読みいただき、どうもありがとうございます!
そうなんです、ライトノベルの世界では「テンプレ」などと呼ばれる物語の類型がいくつかありますが、これってまさに民話と同じだなぁと、常々思っているところです。
「テンプレ」つまり読者が潜在的に読みたいと望んでいるもの、を満たしつつ、作者が独自で書きたいテーマを盛り込むって、高い技術力が要求されると思うので、完成度の高いライトノベルというのは奥深いものですね。

日本の妖怪伝説にも、巨大猫がたくさん登場しますね!!
福島県には猫魔観音(化け猫が祀られて観音になった)や猫魔ケ岳(山の主が大猫だった)、長野県には猫石(坂上田村麻呂を助けた大猫伝説)、熊本県には根子岳(猫たちが修行する聖なる山)、猫宮大明神(犬との戦いに勝った猫を祀る)などなど日本各地に猫にまつわる寺社があるそうなので、由緒来歴を調べると大変面白いです。
日本の妖怪というのは、たしかに恐怖の対象ではなくなってしまいましたが、こうした地域の歴史や文化を伝える民話や伝説というのは残り続けていってほしいものですね。

そして以前に構想中だとおっしゃっていた『「戦争について考える」を読んで考える。』、ついに公開されたのですね!
さっそく読ませていただいて、わたしの作品についても丁寧に取り上げてくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にどうもありがとうございます^^ またあらためてそちらにうかがいますね!