有機交流電燈 ダイアローグ

作者 mika

[社会・思想]

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24件のファンレター

☆NEW!!☆第10話、第11話 チャット版にリライトしました。
好奇心旺盛な社会科研究部の仲間たちが語り合う、そんな日常風景をお届けします。
映画、絵本、民話やおとぎ話、音楽、時事的な話題など。

※表紙はAdobe StockからFranzi Drawsさまの作品を使用させていただきました。


ファンレター

有り難うございます

mikaさん、こんにちは。まずはご自身のお体のこと、お大事になさってください!!

第8話は大きく二つのテーマがあると思います。
歯科と心臓の疾患について、もうまさにおっしゃる通りで、しかも分かりやすく書かれていて脱帽です。
心藏疾患にはしませんでしたが、拙作「イワン・イリイチの死因」でも口腔内常在菌を悪者にしました。
が、怖いので常在菌を除菌しよう、などと考えることがないようにしたいところですね。

そして心療内科についてのご指摘は、僕も警鐘を鳴らしたいところです。
身体科である一般内科・小児科を標榜していても、向精神病薬をよく処方する医師が一定数いまして、時々困っています。
心療内科を掲げると今は患者さん増えるし、だいたいは長く通われますんでねえ……。
でも身体疾患の否定は、一般内科的には必須です。
心療内科は一般内科出身であることがほとんどですので、職務を全うしてほしいな。

逆に精神科で全く身体診察がなされていない(できない?)場合も多々あります。
精神科病院から救急搬送された腹痛の方に、一回浣腸して軽快ということも……(経験談)


そういう意味では、患者さんが自己防衛できる(かかる医療機関を自由に選べる)日本のシステムは良いのかもしれませんね。
その場合はやはり、自分で勉強して考えることになりますが。

有り難うございました。

返信(2)

村山さん、『コロナ暇』拝読しましたよ! 病院勤務からクリニック勤務に変わられたのですね!
そんなお忙しい日々のなかでお読みいただき、どうもありがとうございます。

本職の村山さんに、分かりやすく書かれていると言っていただけて、すっごくうれしいです!
Adobe Stockのイラストにだいぶ助けてもらいました^^

なるほど、「心療内科は一般内科出身であることがほとんど」なのですね。
一般内科出身であるなら、なおのこと、しっかり検査した上で、心理的要因かどうか判断してほしいものです。
「職務を全うしてほしいな」というお言葉、おっしゃる通りですよ!

本文中に書いた、わたしの友人は心療内科で抗うつ剤を処方され、症状が改善しないからと、抗うつ剤を抜いた後は漢方薬を処方されていたんですよ。
結果的に、感染性心内膜炎を悪化させてしまったため、細菌性脳動脈瘤まで合併していたそうです。
大きな病院に紹介されず、漢方薬を飲み続けていたら、間違いなく命を落としていたでしょう。

「かかる医療機関を自由に選べる」システムというのは、自己防衛ができる良さがあるとともに、選ぶ難しさがあるなぁと感じます。
昨年の始め、夫の心身の不調に気づいて、メンタルクリニックに行くよう、説得しました。
いざ、どこのクリニックに行くか探してみると、無限にあるので選ぶのがめちゃくちゃ難しんですよね。
幸いにも、夫は信頼できる医師と出会えて、長期休養をとったことで、症状が落ち着きました。現在も通院していますが、無事に復職もできて、良かったです。

最後になりましたが、わたしのからだのこともお気遣いいただきまして、本当に感謝いたします。
「自分で勉強して考えること」は大事ですよね! わたしも自分の病気について、よくわからないことばかりです。
知らないと、過剰に恐れたり、不安になったりすると思うので、引き続き勉強していこうと思います^^
mikaさん、いつもご丁寧な返信を有り難うございます。また、「コロナ暇」も読んでくださり重ねてお礼申し上げます。

心療内科標榜の件ですが、近年はその名称がかなり普及していて、精神科医が独立開業する際に掲げるケースも多いと思います。ご指摘通りです。すみません。
一応、幾つかの科名を並べることができ、普通は最も自信のある分野を先頭にすると思います。先頭も含め、上から何番目かに「精神科」があれば、多分精神科出身かな、とは思います。内科医に「精神科」を掲げる自信は、ほぼないと個人的には思います。