三奈乃の読書日記

[創作論・評論]

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53件のファンレター

わたし――南ノ三奈乃が読んで面白かったと思う本を紹介していきたいと思います。
純文学多めになるかな? ……と思っていたのですが、エンタメもマンガも……もうなんでもありになってきました!
※表紙イラスト/ノーコピーライトガール

ファンレター

こ、これはSF!

「出産」と「殺人」これを合体させるという斬新な発想、凄いですね。もうそれだけでドラマが走り出している気がします。というか、これはSFですね。ご紹介を読みながら――ああ、それはいつもなのですが――喉から手が出るほど読みたくなってしました。いったい彼女の目的は? 推理小説の要素もあるのかな。
 最近は純文学も熱いのですね。今回の本は、さらにさらにぐっと身近に感じました。ああ、手がポチッとしそう、しちゃう……。
 正月は読書三昧決定です。(嬉)

返信(1)

不二原さん、お読みいただきありがとうございます!
仰る通り! これはSFですね。不二原さんのコメントを読ませていただいて、改めてそう思いました^^
もしこれが海外文学だったら、たぶん、間違いなくSFにカテゴライズされているでしょうね。
本文でも書きましたが、この「殺人出産」は中編小説で、枚数的にはけっこう、あっという間に読めます。物語に無駄がないと言うか、それでいて、けっこう登場人物が多くてドラマが凝縮されている感じがあります。
あまり長々と紹介しても…と思って端折ってしまったのですが、主人公の叔母の家にいる、もう一人の「センターっ子」であるミサキという少女(小学校五年生)が、実は物語の中で重要な役を演じます。ミサキは、環や育子とは世代が違うので、当然考え方も違います。そういう世代間ギャップみたいなものが、物語世界を相対化しているんですね。
あと、お姉さんの環にふしぎな艶めかしさがあったり、グロさがありながらも、一種不思議な抒情性が漂っていたりするところが、私的にはかなり好みでした^^