バイブル・スタディ・コーヒー ~スラスラ読める! 聖書入門

作者 mika

[歴史]

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バイブル・スタディの仲間たちの会話をちょっとだけ覗いてみてください。
寝ころんでスラスラ読める! 「物語」がわかれば、聖書は楽しい。
聖書を最初から最後まで読み通すのは大変です。途中でいやになってしまうことも珍しくないでしょう。
なんとなく難しそうでも、聖書のことばの向こうには、豊かな歴史と文化が広がっています。
どなたでも、実際に聖書を読んでみようというかたのお役に立てればうれしいです。


アイコンはTopeconHeroesダーヤマ様の「ダ鳥獣戯画」より使用させていただきました。

ファンレター

有名な!

mikaさん、こんばんは。ついにイサクの犠牲ですね。
イサクが何か変だと思っていた、であるとか三種類の訳、神の慌てぶりなど大変面白く読ませてただ来ました。
そしてギリシア神話との比較論ですね。哲学者ならずとも興味深いテーマです。

そして、有名な二枚の絵!
どちらも『名画が描く 罪深き旧約聖書』に掲載されていましたが、やはり西洋画は聖書を知ると面白さ倍増です。
有り難うございました。

返信(1)

村山さん、いつもお読みいただきありがとうございます。楽しんでいただけて、良かったです^^
『名画が描く 罪深き旧約聖書』にも今回の名画が紹介されていたのですね。レンブラントの方がドラマティックだなと思いますが、カラヴァッジオの方が羊を描いていたり聖書に忠実なので、どちらも甲乙つけがたい名画だと思います。名画紹介がご好評いただいているので、今まで公開したお話でも合う絵があれば、追記してみようかな、と思っています。楽園追放やバベルの塔など、有名な絵がたくさんありますよね。

西洋美術史において、世俗画よりも宗教画の方が多く描かれてきたので、聖書の物語を知っていると、名画鑑賞に役立つのは間違いないです。ただ、西洋美術の宗教画は、聖書の物語を題材とした作品だけでなく、聖母や聖人を題材とした作品もいっぱいあるんですよ。
プロテスタントでは聖母や聖人の崇拝をしないので、『黄金伝説』の聖人伝など、聖書に書かれていない話を題材にした名画は、わたしもよく分からないものが多いです。パッと見ですぐ分かるのは、芥川龍之介も小説で書いた、クリストフォルスくらいですね。友人のクリスチャン青年(プロテスタント)が、イタリア旅行で美術館を見学した思い出として、「何の絵かよく分からなかった」と語っていたのを覚えています。イタリアはカトリックなので聖母や聖人の絵が多かったからですね。
それらの聖人画も、画家が描いた当時は、描かれた衣服や情景で見た人がすぐに「誰のどの場面を描いたか」分かったのでしょうね。

次回はサラの死と埋葬のお話です。引き続きよろしくお願いいたします!