奇譚草紙

[ファンタジー]

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50件のファンレター

奇譚――奇妙な味の短篇、あるいは変てこな短い物語を、ほろほろと書いてみようと思います。

※不定期連載です。

ファンレター

「わしを鬼にしたのはそなたではないか」という男の声に、はっとさせられました。結局のところ、一番恐ろしいのは主人公を含めた人間なのですね……。異形の蛇も、鬼になった男も、人間の弱さの表れだという気がしました。主人公は何の罰を受けているんでしょう。どうか彼女に救いの手が差し伸べられますように。
平安時代が舞台で、純文学で、となるとぱっと思い浮かぶのは芥川龍之介ですが、三奈乃さんの作品はさらに独特の色香を放っているように感じます。銀色の月光に溶けていく涙が、たとえようもなく美しかったです。

返信(1)

つばめさん、過分なお褒めのお言葉、本当にありがとうございます‼
つばめさんに「独特の色香を放っている」と仰っていただいて、すっかり舞い上がっております。純文学だなんてご大層なものではないのですが、かと言ってエンターテインメントというほどのストーリー性もないものをいつも読んで下さるだけでなく、励ましのコメントまでいただき、本当に感謝しかありません!
人間が一番恐ろしいというのは、最近つくづくそう思うようになってしまって…^^;でも、恐ろしさと弱さというのは、実は密接に結びついているような気がするんです。その意味で、「異形の蛇も、鬼になった男も、人間の弱さの表れ」と読んでいただけて、とっても嬉しかったです(*^^*)