バイブル・スタディ・コーヒー ~スラスラ読める! 聖書入門

作者 mika

[歴史]

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バイブル・スタディの仲間たちの会話をちょっとだけ覗いてみてください。
寝ころんでスラスラ読める! 「物語」がわかれば、聖書は楽しい。
聖書を最初から最後まで読み通すのは大変です。途中でいやになってしまうことも珍しくないでしょう。
なんとなく難しそうでも、聖書のことばの向こうには、豊かな歴史と文化が広がっています。
どなたでも、実際に聖書を読んでみようというかたのお役に立てればうれしいです。


アイコンはTopeconHeroesダーヤマ様の「ダ鳥獣戯画」より使用させていただきました。

ファンレター

現代にこそ必要な

mikaさん、こんにちは。
聖書のお話、毎回そうなのですが、今回は特に現代的に響きました。

「一時的な満足を得るために、もっと大切なものを失ってはならない」

科学技術も政治経済も、もしかしたら芸術も……。
目の前の利益、名声、卑近な所ではPVや★……。

有り難うございました。

返信(1)

村山さん、いつもお読みいただきありがとうございます。今回のお話では、次のようなメッセージが読み取れます。

◎目先の利益を得るために、より高価な代償を支払う
◎すでに持っているものの価値を分からず、自分から手放してしまう
◎人は生まれつき平等ではない(生まれによって差別がある)が、生まれによる特権は永遠のものではなく、自分の行いで失うこともある

自分が持っているものの価値を分からず、失ってから初めて気づく、というのは現代のわたしたちにもよくあることだな、と感じます。サン=テグジュペリも『星の王子さま』の中で「かんじんなことは、目に見えないんだよ」と語っていますね^^
エサウが目前の食べ物に飛びついてしまったのは、ひどく空腹だったからです。これを読んで思い返すのが、荒れ野で40日間、昼も夜も断食した後、悪魔から誘惑を受けたイエスのお話です。イエスは空腹であっても、誘惑を退けられました。
空腹や病気や失業や、さまざまな事情で弱くなっているときこそ、わたしたちは誘惑を受け、エサウと同じように目先の利益を優先して、大切なものを失ってしまいがちです。
エサウの失敗談は、決して他人事の笑える話ではないですよね。弱くなっているときこそ要注意! と、自戒したいです。