三奈乃の読書日記

[創作論・評論]

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わたし――南ノ三奈乃が読んで面白かったと思う本を紹介していきたいと思います。
純文学多めになるかな? ……と思っていたのですが、エンタメもマンガも……もうなんでもありになってきました!
※表紙イラスト/ノーコピーライトガール

ファンレター

「今村夏子の衝撃」拝読

 恥ずかしながら、最後に純文学(子供向けはのけて)を読んだのはいつか覚えていないのです。「蛇にピアス」だったかも。(あ、手元にある「どん底」はまだ読めていません。なんだか可愛そうな気がして……、ちょっと心が強いときに読みます)純文学って何かを読み取らないといけない気がして、敷居が高いのです。でも、南ノさんのご紹介を読ませていただくと、この本は面白そうですね! もともと実は~だった、というどんでん返しがとても好きなので、この話の感覚は味わってみたいと思います。純文学と、大衆文学。差異はあまり考えたことがありませんでした。純文学というとただただ高尚なイメージが強いのですが、最近は変わってきているのでしょうね。興味が出てきました。手に取ってみようかな。ご紹介ありがとうございました。
 

返信(1)

不二原さん、お読みいただきありがとうございます!
恥ずかしながら、私は逆に、金原ひとみの「蛇にピアス」未読なんです。綿矢りさの「蹴りたい背中」と芥川賞を同時受賞した作品でしたよね。
不二原さんの仰る、純文学系の作品は「心が強いとき」じゃないと読めないという意味、よくわかります^^
実は私も、日本の純文学なんてわけわかんないと思って、一時期全然読んでなかったんですが、最近読んでみたら意外に面白かったんです。しかも、女性作家が圧倒的に多いんですね。文章も読み易いものが多く、最近ちょっと集中的に芥川受賞作家の作品を読んでいます^^
でも、面白いのは芥川賞受賞作そのものより、その前の作品の方が面白かったりするんですよね。例えば綿矢りさとか、最高傑作は結局、デビュー作の「インストール」なんじゃないかと思ってしまいます。私は以前「蹴りたい背中」を読んで、正直「これが芥川賞? つまんなーい」と思ってしまったのですが、あの時「蛇にピアス」の方を読んでおけばよかったか、と不二原さんのコメントを読ませていただいて思いました。ありがとうございます!(*^^*)