三奈乃の読書日記

[創作論・評論]

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わたし――南ノ三奈乃が読んで面白かったと思う本を紹介していきたいと思います。
純文学多めになるかな? ……と思っていたのですが、エンタメもマンガも……もうなんでもありになってきました!
※表紙イラスト/ノーコピーライトガール

ファンレター

兄妹探偵と猫

仁木悦子さん、未読でした。南ノさんのレビューを拝見してその場で即ポチりました。
もう、内容が気になりすぎですもん!
講談社文庫の発売日が14日とのことで、ま、待てない、と思い、同じく中村佑介さんが表紙イラストを描かれたポプラ文庫版です~。イラストもすてきですね(*´-`)
赤川次郎さんの『三毛猫ホームズ』シリーズを読んできた身として、これは読まずにはいられません。ご紹介くださったことに感謝です!

南ノさんが引用してくださった部分を読んでみても、おっしゃるとおり、今から65年も前に書かれた文章とはとても思えないほど読みやすくて驚きました。
著者のことを知らず、まったくの初見で読んだ読者は、普通に現役作家の新刊だと思っても不思議ではないくらいですよね。
仁木悦子さんの経歴を知って、そのあとに続く南ノさんのお言葉に、わたしも胸を衝かれる思いです。
作者と同姓同名の探偵が活躍する作品は、有栖川有栖川さんや栗本薫さんなど大御所作家さんたちもお書きになっていますが、ひょっとして仁木悦子さんはその走りだったりするのでしょうか。ふと、そんな思いを巡らせたりしました。
届くのがとっても楽しみです!

『台灣懶惰日記』も拝読しました。
「オレンジの悪魔」以前YouTubeで観たことがあります。重たい楽器を演奏しながらもすっごくパワフルなパフォーマンスを展開されていて圧巻ですよね。
台湾建国記念日という大事な式典に、日本の高校生たちが招待を受けて演奏を披露できたというのは、わたしも日本人のひとりとしてとてもうれしいことですし、生徒たちもきっと光栄に思ったのではないかと想像します(*^^*)
なにより、台湾の方々が熱狂されたというのが感激です。
「本当に人の心を動かすのは、政治ではなく文化の力」そのとおりだと思います。

返信(1)

桐乃さん、お読みいただきありがとうございます!
お返事が遅くなってすみません…。

『猫は知っていた』……ポチッとして下さったんですね♪^^
しかも、中村佑介さんが表紙イラストのポプラ社文庫‼…いやあ、やっぱりこっちを選んでしまいますよね~(*^^*)
本当に文体が古さを感じさせないんです!最初読んだ時も、全然違和感なくすらすら読めてしまうので、びっくりしました@@

しかも、そうですよね、作者名と主人公名が同じというのは、私も有栖川有栖とかを思い出しました。外国ではエラリー・クイーンが有名ですが、日本作家では仁木さん以前には、あまり多くないんじゃないか、と私も思いました^^

『台灣懶惰日記』の方も読んで下さって、感謝の気持ちでいっぱいです!
京都橘高校吹奏楽部の生徒さんたち、本当にあんな重たい楽器を持ちながら「すっごくパワフル」で、且つ満面の笑みがとっても素敵でした!あの日の主役は他でもない、橘高校吹奏楽部の皆さんだったと言われているほどです^^

最近年のせいか、輝いている若い人を見ると、すぐ胸が熱くなってしまうのですが、今回は特に日台友好の懸け橋ということで、その素晴らしい演奏を聞き、また見ているうちに、なんだか泣きそうになってしまいました(*^^*)
「文化の力」って偉大だなあ、と改めて思った次第です。桐乃さんに「そのとおり」と太鼓判を押していただいて、とっても嬉しいです。
ありがとうございます~♪♪