のっけから強烈なインパクトのあるこのお話、とても好きです。 2000字のなかに、出会いと別れ、そして再会、それにまつわるエピソードが散りばめられていて、読みごたえ抜群！ わたし、佐久田さんが書かれるお話に出てくるこどもたちがほんとうに大好きです。アニメ版・小説版『マジ・カン』に出てくる子たちも、みんなみんな。 周りのおとなたちに翻弄されて理不尽な目にあっても、それに負けず、自分たちが選んだ道を突き進んでゆく姿に、胸を打たれます。そして、このお話に出てくるヨーダのように、彼らを見守り、ときに ... 続きを見る

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佐久田さん、これ素晴らしいです（涙）！！　いつもながらそれぞれのキャラが立ってて、それぞれの心情が沁みるように感じられます。 ヨーダという有名キャラを使ったのも効いてますね。ビジュアルが頭に浮かびやすいし、賢者のイメージも強い。 本当の意味での家族とは何かを考えさせられる、優れた家族小説だと思います。

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　出だしのファッション描写から生き生きとして、やんちゃだけど素直な主人公の魅力が透けて見えます。ホロリとした展開のあとで、ひねり技を加えた見事な着地！　ああ、そう来たか。すごい、最高。心があったかくなりました。２０００字の中に無理なくドラマが詰め込まれて、あの最後にやられて佐久田節満喫です！

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冒頭の主人公のド派手な登場のシーンから、一気に物語に引き込まれました！佐久田さんは子供や少年を描くのが本当にうまいですよね！ 「若武者」「兄者」「軍師」――一見コミカルな、ごっこ遊びのような言葉遣いも、彼らが辛い現実から逃れるための手段なのかもしれないと思うと、胸に重く響きます。そして、連れ子の兄弟と赤の他人の「ヨーダ」との三人の関係に、かえって本当の「家族」が浮かび上がるところが心に沁みました。最後の一行もぴたりと決まっていますね。すばらしい家族小説だと思いました（^^）

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