第3話 オープニングのテキストを考えたよ

文字数 743文字

ロインちゃん

オープニングのテキストを考えたらから

いっしょに読み合わせしよう

うん

いいよ!

なんのゲーム?

いま開発中の『ドラすれ! ふぉおおおお』だよ

あの企画

まだ生きていたんだ……

はいこれ台本

ぼくがナレーションと男性役を読むね

ロインちゃんは主人公だから

ゲームのなかでもロインちゃんだよ!

うん

(ゲームのテキストだったら世界が滅ぶような言葉はでてこないよね)

『タイトルコール:ドラゴン擦れやあああああ! ふぉおおおおおおお!』

『聖竜歴11999年 長きにわたりこの国を支えていたドラゴンもついに高齢化』

『世界を生み出していたその生殖能力も日に日に衰退していった』

『おとうさま このせかいは どうなってしまうのでしょう』
『わがむすめ ロインよ いまこそ いちぞくの しんのちからを はっきするときだ』
『はい おとうさま!』
『さあ! こするのだ ロイン! ドラゴンのお○○○んを!』
『はい!』


ってこらああああああ!!

能力全開!


なんじゃこれえええ!

『ステージ1 ドラゴンのお○○○んをひゃっかいこすろう!』


ってまたあの謎の○があらわれたぞ?

ロウくん!

どんなアホなゲームをつくってんのよ!

ちょっとした時間にあそべる気軽なゲームなんだ

スマホだったら画面をこするだけみたいなやつね

そういうことじゃなくて!

いくらなんでも

その

おち

おち○○んはダメ!

世界が消されちゃう!

えー

世界?

関係なくね?

あのねロウくん

この世界はとっても健全なの

だから

ひわいな言葉とかを連呼すると

高次元世界の神々がお怒りになって

わたしゅたちゅはけしゃれちゃうにょよ

(あああたんぽぽが生えてきた)

あはは

ロインちゃん

なにいってんのかわかんないや

おまえさんがこのまえ

下ネタスイッチを刺激したからなあ


あんまりろこつなのはかんべんな

ううう

しくしく

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登場人物紹介

ロウ・メタター

無駄にクリエイティブな青年。

しかし、考え出すアイデアがことごとく危険でつねにこの世界を破滅の危機に晒している。

ロイン・ヒー

ロウの幼なじみ。高次元世界にアクセスするよくわからない能力が生まれつきある。ロウの危険な発言から世界を守るため、神的な存在から珍妙な能力をいろいろ授かる。ただし、能力の代償として言語野にたんぽぽが生える。

神的ななにか

なんかそれっぽいやつ。ロウの危険発言に自分もハラハラしていて、ロインにいろいろ能力を授けている。

ようするに作者じゃね?

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