第2話 家族で協力してドラゴンを倒そう!

文字数 1,096文字

ロインちゃん!

新しいゲームのアイデアがまた浮かんだよ!

す、すごいね!

どんなゲームなのかな

(どきどき)

まあ普通なんだけどさ

ドラゴンを倒すのが目的の

シンプルなゲームだよ

ほんとにシンプルね

(大丈夫そうね)

ドラゴンを倒すための剣

「ドラゴンスレイヤー」を

手に入れるのがメインストーリーで

い、今のはセーフだよね!?

ドラゴンスレイヤーは一般的な武器の名称……うーん


でもそれだけだと普通すぎるから

そうだな

家族全員で協力して

ドラゴンを倒すためのドラゴンスレイヤーを

手に入れるってのはどうかな?

あかん

これはあかん

それぞれのキャラクターに特徴があって

どっちかというとパズル要素の強いゲームがいいかな

タイトルはストレートに

『ドラ○ン○○○ヤーⅣ』

なんてどうか

ってあれまた○がたくさんでてきたけど……

能力全開!

はぁはぁはぁ……

ロウくん

またやってくれたわね

サブタイトルは『ド○○○ファ○○ー』

ってなんだろうこの○は


ちょ

ちょっとロウくん

なんでいきなり「Ⅳ」なわけ!?

おかしいよね

それじゃ1とか2とか3もあるような

ロインちゃん

アイデアってのはね

理屈じゃないんだよ

理屈いぜんに

ふしぜんよ!

なんだろうなあ

1はそのまんまのタイトルだろうけど

なんか2と3のイメージが浮かばないんだよね

あれ?

(わたしの高次元世界アクセスの能力でも不鮮明ね)

でも

『ド○○○ス○○○ーⅣ』

だとすごくしっくりくる


どうしよう……

ここは新しい能力を試してみようか……

ごめん!

ロウくん!

また脳髄いじるね!

あんげらもんげら

ぺっぺけぺっぺけ

へべれけへべれけ

あばばばばばばばばばばば

あああ

ロウくんの脳髄……あったかいなり……

すごいアイデアが思いついたよ!

ロインちゃん!


な、なんだっぴょ?
ドラゴンによって生み出された世界が舞台

そこではありとあらゆるものが

ドラゴンの性行為によって生まれてくる

ところがそのドラゴンも年老いてきて

生まれるモノが年々減少してきている

主人公の一家は世界を支えるドラゴンに

性的な奉仕をする役割の一族

世界の衰退を食い止めるため

日々ドラゴンに性的マッサージをして……


なんじゃらそりゃー!

(あああたんぽぽが生えてきた!)

タイトルは

『ドラゴン擦れや! ふぉおおおお』

あはは

どこを擦るんだろうね

ロインちゃんは女の子だからわから

能力関係ないぱーーーんち!
ぶべえええ!


ひどいやロインちゃん

グーでなぐるなんて

ああひゃあ

ロウくん

ごべんべ

おもわふにゃぐっちぇしみゃった


(新しい能力「下ネタ化」は封印ね)

あはは

なにいってんのかわかんないや

ロインちゃん

あひゃひゃひゃ

あへあへあへあへ

なんか

ごめんな

あんげらもぺぺぺ

どっこいどっこい

(でも世界は守れた……よね……たぶん)

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登場人物紹介

ロウ・メタター

無駄にクリエイティブな青年。

しかし、考え出すアイデアがことごとく危険でつねにこの世界を破滅の危機に晒している。

ロイン・ヒー

ロウの幼なじみ。高次元世界にアクセスするよくわからない能力が生まれつきある。ロウの危険な発言から世界を守るため、神的な存在から珍妙な能力をいろいろ授かる。ただし、能力の代償として言語野にたんぽぽが生える。

神的ななにか

なんかそれっぽいやつ。ロウの危険発言に自分もハラハラしていて、ロインにいろいろ能力を授けている。

ようするに作者じゃね?

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