まえがきのおまけ

私がこのチャレンジを思いついたのは、
「文体」って、とっかえひっかえできるものではなくて、
「文体」を変えると、お話の展開も変わってしまうんじゃないのかな、と思ったからです。

他の「文体」では、書けない。
そういうのこそが「文体」なんじゃないのかな、と思います。

そしてそれは、
「誰が、どんな視点から語っているか」
ということが、九割のような気がします。

独特の言いまわしなどは、あとからついてくるものなんじゃないでしょうか。
（だから文豪たちの旧かな旧漢字なども、そっくり真似はしません。
「どれだけ似せるか」じゃなく「どんな物語ができるか」をめざしたいので、そうさせてください。）

では……始めます！（ドキドキ）