流星
文字数 217文字
言葉尻だけで捉えないで指の先まで見透かして
ロマンティックでないことばかりが僕のすべて
しんしんと風化していく機械みたいに安易に淘汰されたい
君の生僕の生あの子の生はすべてただの偶然でロマンティックなどではないのだよと
隕石が教えてくれるような夕べを実現したい
僕はただ一介の流れ星であり美しく燃えて光る
誰の目にも留まらぬ
地面に衝突し冷え黒い塊となったとき学者殿は僕をロマンティシズムの目では見ず
僕を構成素で呼ぶのだろうその理知的な瞳にドキドキ
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