第33話 フライング・ギャング
文字数 1,330文字
海の上の海賊船は俺の発生させた台風によって、散り散りバラバラになっている。けれど、大型海賊船だけは動かずに無傷だった。
でも、この調子で海賊の頭を倒していこう。
しばらく、上から下方の海を見ていると、こちらに向かってピストルを乱射している大型海賊船を見つけた。
あった! スループ船ハッピー・リターン号だ!
後、有名な海賊の頭は、ジョン・コックラムにジョン・ウエスト。ダニエル・スティルウエルだな。クラスのみんなはどこかの船にいる。
今から海賊の頭を連続で相手にするのは無理そうだし……でも、今の俺なら! できるはず!!
風で舞って、徐々に大型船に近づいていった。
では、早速!
「台風よ!!」
俺は巨大な台風を呼び。ハッピー・リターン号を巻き込んだ。大型の海賊船は暴風によって木くずと野郎どもが舞った。だけど……向こうもこっちに気が付いたーーー!!
「ジョン・コックラム船長! あの野郎ですーーー!!」
「あ、こっちへ来やすぜ!! 船長!!」
「今だ!! 撃て撃てーーー!! 全船砲撃開始だーーー!! 奴は少しずつ疲れている!! ここで殺せーーー!!」
ハッピー・リターン号の周囲に浮かぶ小型船からも、超重量の砲弾が台風を突き破って俺に向かって撃ちまくられる。大海原は砲弾の飛ぶ音と砲撃の轟音で耳鳴りがするほどだった。
こんなにも風で荒波も発生させているのに、海賊たちは慣れっ子なんだ。
その時、俺目掛けて一発の砲弾が台風を突き抜けてしまった。
慌てて砲弾を弾くが……?!
グキッと俺の腕が悲鳴を上げた!!
「痛ってええええーーー!!」
腕を痛めたーーー!!
「う! うーーー! でやーーーー!!」
俺は片手だけでも風を操れるので、凄く鋭利なかまいたちを下方の海賊船へと無数に発した。数多の海賊船で、かまいたちは野郎どもを無慈悲に切り裂いていく。おびただしい血が海に舞った。ハッピー・リターン号の船の上も、倒れる野郎どもで一杯になった。
「ここにも、なんか! いなさそうじゃないかーー!!」
大海原に浮かぶ小型船や大型船からは砲弾は相変わらず撃たれている。
俺は防御用の暴風とは別に全ての砲門へ凄く鋭利な突風を発していった。
砲門に突風が入ると、次々と船の反対側へと物凄い勢いで砲台が押し出される。
大きな音を発し砲台が後ろの海へとぶっ飛んでいく。船室に大穴が空いた小型船はモクモクと煙をだしながら沈む船もでてきた。
「よっしゃーーー! いざ!! 海賊の頭を!! クラスのみんなを!!」
海に浮かぶ大型船ハッピー・リターン号目指して、俺は風を纏って突進した。
ジョン・コックラムは、サーベルではなく二丁拳銃で迎え撃ってきた。
怒涛のような連続射撃を暴風で防ぎ、俺は背中に生み出した風を受けて、相手の脇へと勢いよく滑り込んだ。すかさずジョン・コックラムの脇腹に刀身を当ててスッと引くと、おびただしい血を噴きだした。
吐血してジョン・コックラムは床に倒れた。
俺は決めポーズをした。
それを見ていたジョン・コックラムは真っ赤な口を大きく開け笑い出した。
「ハハッ! 楽しいな! また、地獄で会おうな!」
「クラスのみんなは?!」
俺は焦り気味で、詰問したが事切れていた……。
でも、この調子で海賊の頭を倒していこう。
しばらく、上から下方の海を見ていると、こちらに向かってピストルを乱射している大型海賊船を見つけた。
あった! スループ船ハッピー・リターン号だ!
後、有名な海賊の頭は、ジョン・コックラムにジョン・ウエスト。ダニエル・スティルウエルだな。クラスのみんなはどこかの船にいる。
今から海賊の頭を連続で相手にするのは無理そうだし……でも、今の俺なら! できるはず!!
風で舞って、徐々に大型船に近づいていった。
では、早速!
「台風よ!!」
俺は巨大な台風を呼び。ハッピー・リターン号を巻き込んだ。大型の海賊船は暴風によって木くずと野郎どもが舞った。だけど……向こうもこっちに気が付いたーーー!!
「ジョン・コックラム船長! あの野郎ですーーー!!」
「あ、こっちへ来やすぜ!! 船長!!」
「今だ!! 撃て撃てーーー!! 全船砲撃開始だーーー!! 奴は少しずつ疲れている!! ここで殺せーーー!!」
ハッピー・リターン号の周囲に浮かぶ小型船からも、超重量の砲弾が台風を突き破って俺に向かって撃ちまくられる。大海原は砲弾の飛ぶ音と砲撃の轟音で耳鳴りがするほどだった。
こんなにも風で荒波も発生させているのに、海賊たちは慣れっ子なんだ。
その時、俺目掛けて一発の砲弾が台風を突き抜けてしまった。
慌てて砲弾を弾くが……?!
グキッと俺の腕が悲鳴を上げた!!
「痛ってええええーーー!!」
腕を痛めたーーー!!
「う! うーーー! でやーーーー!!」
俺は片手だけでも風を操れるので、凄く鋭利なかまいたちを下方の海賊船へと無数に発した。数多の海賊船で、かまいたちは野郎どもを無慈悲に切り裂いていく。おびただしい血が海に舞った。ハッピー・リターン号の船の上も、倒れる野郎どもで一杯になった。
「ここにも、なんか! いなさそうじゃないかーー!!」
大海原に浮かぶ小型船や大型船からは砲弾は相変わらず撃たれている。
俺は防御用の暴風とは別に全ての砲門へ凄く鋭利な突風を発していった。
砲門に突風が入ると、次々と船の反対側へと物凄い勢いで砲台が押し出される。
大きな音を発し砲台が後ろの海へとぶっ飛んでいく。船室に大穴が空いた小型船はモクモクと煙をだしながら沈む船もでてきた。
「よっしゃーーー! いざ!! 海賊の頭を!! クラスのみんなを!!」
海に浮かぶ大型船ハッピー・リターン号目指して、俺は風を纏って突進した。
ジョン・コックラムは、サーベルではなく二丁拳銃で迎え撃ってきた。
怒涛のような連続射撃を暴風で防ぎ、俺は背中に生み出した風を受けて、相手の脇へと勢いよく滑り込んだ。すかさずジョン・コックラムの脇腹に刀身を当ててスッと引くと、おびただしい血を噴きだした。
吐血してジョン・コックラムは床に倒れた。
俺は決めポーズをした。
それを見ていたジョン・コックラムは真っ赤な口を大きく開け笑い出した。
「ハハッ! 楽しいな! また、地獄で会おうな!」
「クラスのみんなは?!」
俺は焦り気味で、詰問したが事切れていた……。