第21話:ライブドア事件、マンション建設と中越沖地震

文字数 2,055文字

 3月25日、2005年日本国際博覧会「愛知万博」が、開幕し9月25日まで開催された。9月11日、第44回衆議院議員総選挙投票日。自由民主党が296議席という記録的な圧勝、連立与党の公明党と合わせて326議席を確保し、与党が衆議院の3分の2超の議席を獲得した。民主党は議席を大幅に失い、岡田克也代表が辞任。郵政民営化反対派は33人中16人が敗北した。投票率は67%超と前回を大幅に上回った。

 こうして2006年を迎え、1月1日、東京三菱銀行とUFJ銀行が合併し三菱東京UFJ銀行が発足しメガバンクとなる。 1月15日、2005年の年末と2006年の年始の日本での大雪による死者が154人と大勢出た。21日、首都圏平野部で2001年以来となる大雪となる。23日、日本郵政株式会社が発足、ライブドアの堀江貴文社長と取締役3人が、証券取引法違反容疑で逮捕される。

 2月10日、堀江貴文ライブドア前社長ら4名、およびライブドア、ライブドアマーケティング両社を証券取引法違反容疑で東京地検特捜部に告発。7月19日、梅雨前線の影響による豪雨により発生した土石流や土砂崩れなどで全国8府県で死者14名、行方不明者10名を出す大きな被害。22日、九州地方の豪雨で降り始めからの雨量が千ミリを越える箇所もあり豪雨の影響により4人が死亡、1人が行方不明になった。

 9月17日、台風13号が長崎県に上陸し、死者9名、負傷者200人超の被害が出たほか、JR日豊本線で特急「にちりん9号」が、脱線した。12月2日、任天堂の家庭用ゲーム機「Wii」が日本で発売された。マイクロソフトより「Xbox360」コアシステムが、日本発売された。その後、貞友清美が、予備校の一斉模擬テストの成績から名古屋大学経済学部の合格確立75%を超えた。

 やがて2007年を迎えた。1月7日、日本の日本海上で急速に発達した低気圧の影響で全国的に強風、日本海側を中心に大雪となった。この影響で、船舶2隻が座礁、中部国際空港などで多数の航空便が欠航するなど交通機関が混乱した。新潟県湯沢町のガーラ湯沢スキー場で、強風のためゴンドラが6時間にわたり運行停止。その結果、約2700名が下山できなくなった。

 その他、長野県の山中で9名が遭難、翌日救助された。貞友家の長女、貞友清美が、名古屋大学経済学部を受験し合格した。合格の記念品として何が欲しいと聞くとノーとパソコンと言われ、パナソニックのレッツノートを購入してもらった。3月16日、東京地方裁判所、ライブドアの元社長、堀江貴文被告に対して、懲役2年6か月の実刑判決。3月23日ライブドア、粉飾決済による証券取引法違反容疑で、法人として2億8千万円の罰金刑となった。

 平松庚三社長、控訴はしない一方で、堀江貴文前社長ら旧経営陣に対する損害賠償請求を検討した。2007年5月7日、早朝、証券会社の担当者から気配値が200万円で高いから売りと言われ、全株成り行き売り注文を出すと、売れた。その結果、税引き後利益が、16800万円となり掛布さんの投資残金が26880万円で貞友龍一の投資残金が27280万円となった。

 そこで不動産屋に高層マンションと駐車場の作るとしたら予算はどのくらいになるか聞いた、詳しく調査してみると言われた。数日後、電話が入り重量鉄骨で12000万円、鉄筋コンクリートで15000万円と告げられた。しかし土地が、300坪あれば、最大4階建てなら3棟建てられるし、4階と言わず10階、建てくらいにした方が、儲かりますよと言われた。最近、三河安生駅周辺は、人気があるので大丈夫ですと不動産屋に言われた。

 費用はいくらと聞くと5億から10億円と言われた。そんなにないよと答えた。テナントが多ければ、坪単価が安くなるとも語った。今、自宅は持ち家ですかと聞かれ、借家と答えると、それならマンションの中に住んで、住居人オーナーとなった方が、何かと都合がよいと言われた。一度、不動産屋に来てもらえれば建設業者を紹介すると言われた。その後、不動産屋で、建設業者と打ち合わせて、7階建てて、1階と最上階を店舗にした。

 その他、5階を賃貸マンションにすれば、2億円で作れると言われた。家賃、修繕、その他のマンション管理は、不動産屋が行う事で、話がまとまった。こうして総工費2億円で9月初旬から1年がかりで建設することになった。そのため掛布さんの投資残金が16880万円で貞友龍一の投資残金が17280万円となった。そして掛布さんと貞友龍一の2家族もマンションに入居することにした。

 7月16日、マグニチュード6.8の新潟県中越沖地震が発生し、最大震度6強を記録し、死者15人、負傷者2345人が出た。こうして2007年11月、証券会社の担当者が、掛布と貞友龍一を証券会社に呼んで、話し合いをしパリバショックで、アメリカのサブプライム住宅ローン債権は、インチキで、高リスクだと言い、いずれ大きな問題になると教えてくれた。
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