(一)-2
文字数 342文字
閉じられたドアの向こうからのアンコールの声が続く中、三人はそれぞれ、テーブルの上に置いてある、ジャージとTシャツを着る。
「マキ、アンナ、ユーコ、用意はいい?」
部屋にいた女性が気合いの入った声で三人に尋ねる。
「はい! つぐみさん」
上下着替え終えて首にタオルを巻いたマキが答える。
「もっちろん!」
黄色のリボンを外してツインテールをほどいたアンナが一本のリボンで自らの明るい髪を縛ってポニーテールにしながら答えた。
「いつでも行けますよ、マネージャー」
着替えを終え、青いタオルを黒い長い髪の上から首に掛け、その髪をタオルからひっぱり出しながらユーコが言った。
「さあ、行ってらっしゃい」
「おう!」
三人はそう声を上げると、ドアを開けてアンコールの音源の方へと飛び出していった。
(続く)
「マキ、アンナ、ユーコ、用意はいい?」
部屋にいた女性が気合いの入った声で三人に尋ねる。
「はい! つぐみさん」
上下着替え終えて首にタオルを巻いたマキが答える。
「もっちろん!」
黄色のリボンを外してツインテールをほどいたアンナが一本のリボンで自らの明るい髪を縛ってポニーテールにしながら答えた。
「いつでも行けますよ、マネージャー」
着替えを終え、青いタオルを黒い長い髪の上から首に掛け、その髪をタオルからひっぱり出しながらユーコが言った。
「さあ、行ってらっしゃい」
「おう!」
三人はそう声を上げると、ドアを開けてアンコールの音源の方へと飛び出していった。
(続く)