第5話 特別編 未来ちゃん日記一日目②

文字数 953文字

 私の名前は、未来。甘いもの好きの18歳。今は、さえない大学生と一緒に生活している。今日は、趣味である地域探検している。あいつから教えてもらったことを使って、いろいろ体験する予定だった。

「えぇ―! もうおわり!」
「ごめんね。お姉ちゃんが、来る前に全部売り切れたよ」
「そうですか」
「ごめんね」

おいしいお焼きが食べられると思い、開店前から来たのに・・・

「いやでも人気の店に来たから、まだこれは想定内」

 次のお店も、かなり人気のある店だ。
 私は、急いでその店にバスで向かった。平日なのにバスの中には、大学の教授や生徒がたくさん乗っていた

水産系の大学。もしかしたら、あいつも乗っているかも

いやいや、ない。私の感は今まで当たったことない。もしかして、次に行くところが今日定休日だったりしてハハハッ!

「あれ? 未来。バス乗れたのか」
「ブッ―――――――――!」

 な、なんでこいつがいる?

「ど、どうしてこのバスに?」
「このバス乗って、発表場所まで」
「そ、そうですか」

 なんで、こんな時に限って、なぜ感が当たる!

「未来は、今からどこに行くの?」
「あ、今からちょっと海鮮丼を食べに市場に行ってきます」
「海鮮丼かいいね。でも、今日定休日だよ?」
「海鮮丼いいですよね。 あぁー。今日定休日ですか」

 ええええええええええええええええええええええええええ!

「本当ですか? だって、今日まだ水曜日ですよ? 今朝カレンダー見てきたから間違いありません」
「カレンダー? あ、あれ去年のなんだ」
「なんで、去年なのですか!」
「だって、あれ俺の好きなバンドのサイン入りだから、なかなか変えられなくて」

 なんだって―――――!

「ガーン!」
「おい! どうした!」
「す、すみません。今日の予定が、すべてダメになりそうで・・・」

 朝から、念入りに詰め込んだ探検スケジュール。当たり前のようにこなしてきたスケジュールが。

「わ、私ここでおります」
「え? ここで?」
「はい。探検してきます」
「そ、そうか。気をつけていな」
「はい。では」
「ちょっと、まって。いつでもいいから時間あったらきて」

 あいつは、謎の参加状を渡してきた

「それで、研究発表会に参加できるから、なくすなよ」
「あ、はい。それでは」
 
 バスから降りて、しばらく歩いて気づいた

「あれ? ここどこ?」
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み