第４話　特別編　未来ちゃん日記一日目

　私の名前は、未来。二千XX年から、この時代にタイムスリップしてきた未来人。本当なら、イケメンで金持ちの家に行く予定だったが、マシンの不具合で、陰キャで眼鏡家に来てしまった。本当は、いやだったが、あいつと一緒に三日間の暮らしを通して、良いところを知り、いやではなくなった。
　ボッチのあいつは、いつもは大学が終わったらすぐ家に帰ってくる。でも、今日は大学で研究発表ため、今日一日家に帰ってこない。つまり、私が何をやっても怒られない！

「おこずかい頂戴？」

　何をするにも、まずは資金を調達しなければ

「え？ 何に使うの？」
「探検に行ってくる」
「たんけん？」
　
　なぜかあいつは、いやそうな顔をしていた。
ほんと、あいつは私がどれだけすごい人か、わかっていない。
　
「とりあえず、頂戴？」
「別にいいけど、ちゃんと“鍵”閉めていけよ」
「うい」
「じゃ、行ってくるわ！」
「うい」

　あいつが、出て行ったことを確認

　今日の予算は、３０００円。通貨レートが、未来と同じであれば大体のことができる。パフェを食べたり、化粧品を買ったり・・・

　あいつから、もらった中古のバックに必要なものを詰める。その後、歯を磨き、おしゃれして

「行ってきまーす！！！」