第四章 飛行機

文字数 2,174文字

「お、朝日だ」
「三日目が来たぞー」
貨物列車の上で朝日を見ているピキーとドフィンクスである。
「おい、ドフィンクス!あれ見ろよ」
「来たよ、国際空港!」
いよいよサンフランシスコ国際空港へ来た。
キキー!!
ストップ的な感じで貨物列車は止まった。
「空港までは結構あるな」
「でも見てみろよ、飛行機があるぜ、」
貨物列車の横には大型飛行機がある。
「そぉーと行くぞ」
ゆっくり足を踏み入れ歩いて行く。
「走るぞピキー」
「分かった」
走っていき空港に入った。
「これが空港だぞ」
「おーっ!」
めちゃくちゃ人が多い。天井は広く、お土産やなどが立ち並んでいる。そして見たこともない機会がズラリとある。
「俺らチケットあるよな」
「は?何言ってんだピキー、そんなチケットなんてないよ」
「じゃあどうやって行くんだよ?」
「飛行機の羽にへばりついていくのさ」
大胆な作戦だ。飛行機の羽にへばりつくなんて風で吹っ飛ばされるだろう。
「無理だよドフィンクス」
「この世には不可能という言葉は辞書にないってナポレオンが言ってただろう、不可能を可能にする、それが俺らさ」
まぁなんか行けるかもという勇気が出てきた。
「えっとニューヨーク行きはあと30分もあるぜ、」
「トラップをつけないとな、飛行機の羽に乗るから」
30分で間に合うのか?
「ようし関係者立ち入り禁止を入り込むぞ」
関係者立入禁止のドアを開けようとするが・・
「いや危ないトラップだ、まずここに足つかみ機械を置いてくれ」
ピキーに命令を下した。
「置いたよ」
「関係者以外立入禁止のドアを開けて鉄板焼き機械を置いてくれ」
鉄板焼きを一瞬で置いた。
「あとは俺が作った透明痕をちょびっと付けてこの壁を触ってくれ」
触るとなんと透明になった。
「あのドアは一瞬で閉まるよなピキー」
「そうだな、鉄板焼きは付けたとき」
「だから置いたんだよ」
と話してくれた。
「ようし15分、何かに当たると戻ってしまう、気を付けろ」
透明になってお土産やさんなどがある所に戻った。
「お土産買ってく?」ピキーが言った。
「馬鹿言うな、いつでも来れるだろ」
するとアナウンスの声が流れた。
「サンフランシスコ国際空港 発 ニューヨーク 着 Ⅾ312機にお乗りください」
もうそろそろ行ってしまうかも。
「じゃあ透明痕を触って・・・」
透明になった。
「じゃあさっきのドアに向かうぞ」
「分かった」
ドフィンクスの命令に従う。
「ようし、おっと御出座しだ」
と関係者が来た。
「さてと今日もこの仕事かン・・・・!」
足つかみ機械が見事に作動。
「やめてくれ!!!!」
そしてその後ろには・・・
「あれ、キャブラー見てないか?」
「見ていませんタブルス飛行機監視本部長!」
「何やってんだが・・」
ドアを開けようとした瞬間鉄板焼き機械が作動、タブルスさんが鉄板で粉々になっている。
「ようし、開いたな・・・行くぞ、」
タブルスさんが開けたのでその僅かな所に手を挟みこじ開けた。
「ピキー足つかみ機械取ったか?」
「大丈夫だ、」
ピキーとドフィンクスは関係者立入禁止のドアを開けて中に入った。
「鉄板焼き機械取ったぞ」
「ありがと、ドフィンクス」
ピキーの鞄に入れた。そして監視員の人が一人いた。
「なんで子供がいるのかな?君たちはこのドアを開けたよね」
「俺の背中に・・・」
ピキーがドフィンクスの背中に乗った。
「子供たちの取調べを行な・・・はっ!」
「ジェットパック作動!」
一つのジェットパックを頼りにピキーは背中に乗った。
「行けー!」
ドフィンクスのジェットパックは三メートルぐらいだった。
ヒュン!と飛び越えた。今にも飛行機が行く。
「待て!子供たち」
監視員は追いかけてが遅かった。
「ピキー羽に乗れ」
飛行機の羽に掴まった。
「ドフィンクスは?」
「オーケーだ」
ジェットパックのおかげで飛行機の羽に乗った。
こうして飛行機は飛び立った。
「風が強いな」
「ずっと掴まっとけよピキー」
「大丈夫だ・・・鳥が来る!」
鳥と正面衝突するかも・・・
「うわぁ!」
ドーン!と正面衝突した。
「鳥が来るのは・・しょうがな・・・うわぁぁ!」
ドフィンクスも鳥に正面衝突。
「おいおい、いつか鳥によって手を放して落下死するじゃないか、ドフィンクス」
「わかんないけどピキー、そうかもな」
何分経った頃かいつか雲が下にあった。
「雲をこんなに間近に見たことないぜ」
ピキーは興奮していたがすると鳥がいた。
「クワッ?」
鴨?
「クワッ!クワックワッー!」
なんか焦っている。
「クワッーーーー!」
鴨は怒ってきた。
「おいおいなんで、うわぁ!」
鳥に当たってするとまた鳥、鳥、鳥と来て正面衝突した。
「と・・・・・・!り・・・!いすぎだろう・・・!また鳥か!」
ドフィンクスの方が当たっていた。ピキーは笑っていたがピキーにも襲来してドフィンクスも笑った。
「ようし、降りてきたなもうちょっとだぞピキー」
「おう、風が強すぎて羽から手を離しそうなんだドフィンクス」
「我慢してくれよ」
飛行機は間もなくニューヨークの空港に着きそうだ。
「うわ!鳥!うわぁ!!!」
襲来の鳥、二人に正面衝突した。
ドーーーン!!!!!!!
激しい音がしたが飛行機は空港に着いた。
「ようし、バレないように行くぞ、」
飛行機の羽から降りて地上に上陸。
「ピキー、透明痕をつけてくれ・・・」
透明になった。
「さっ・・・行くぞ、」
こうして空港にこれた。
「来たぞ!ニューヨーク」
二人は大興奮だ。
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