第二章 家出

文字数 1,674文字

一週間処罰が終わるとクリスマスも終わりなんと冬休み終わりの日だった。
いざ朝食に向かうとショークがもぐもぐ食べていた。
「ママー、来たよいたずら君が」
「来たのねピッキー、はいスクランブルエッグですよ、」
とピキーに渡した。
「ふぁ・・・!」
するとショークが喉を詰まらせた。
「えっほえっほ・・あのころの思い出が」
あのいたずらを仕掛けられていた頃を思い出し喉を詰まらせた。
「今日は始業式よねみんなー」
「そうよ、ママー」
パラメルダはママに言った。
「あ!もう8時じゃないか」
ピキーは驚いた。そしてスクランブルエッグを置いて、二階に走り鞄をとって玄関に出ようとした。
「ピッキー!ちゃんとするのよ」
「わかったよ、じゃあ」
お先に失礼と言わんばかりに出ていった。
外へ出るといつもの朝だ。何も変わりのない、登校中は隣の人に強力輪ゴムを延ばして付けさせ締め付けたり外したりとした。(指で操作できるからだ)
「おーいピキー!」
懐かしい声がした。そうドーマ・スフィンクスだ。ドーマはピキーと同じいたずらっ子で仲良し。計画が好きになので計画がうまい。
「ようドフィンクス」
ドーマ・スフィンクスは長いのでドフィンクスと呼ばれている。
「猪のカルバルドに新年一発目の仕掛けをしようぜ」
「いいな」
始業式は適当に終わった。話の校長先生の長話を聞いて授業になった。なんと先生が変わったことに気づいた。
「みなさん、こんにちはゴマレス小中一貫校の小学部3年1組の担任を受け継ぐことになりました。ギャバス・トーマスです。」
と自己紹介した。
「じゃあ早速授業をします」
先生が変わったことに驚いたが授業はつまらなく新開発のごみ集まりで世界中のごみを集めて先生に当てて怒られた。まぁ練習になったのでいいだろう。するとやっと授業が終わり休み時間になった。
「おーいいたずらー!」
猪のカルバルドことカルバルドがやってきた。
「なんだいカルバルド」
ドーマが言った。
「いやぁお前たちに攻撃してやろうと思ってな、やるぜ一発目のイノシシ攻撃!」
猪突猛進でかかってきた。
「やるよ見えない壁」
ドーマが開発した見えない壁が張り出されカルバルドは頭が痛くなった。
「いっけ!鉄板焼き機械!」
すると鉄板焼きがどことなく現れ、カルバルドは挟まれたり鉄板焼きが焼かれたり、鉄板焼きの上でダンスをしたり疲れて保健室に行った。
「われらの勝利だ!」
「そうだなピキー」
そしてドスフィンクスが話がるあると・・
「今あいつがいるだろう」
「誰だよ、」
と小声で言ってきた。
「秘宝エメラルドだ」
「あの、ダンビーが狙っているエメラルド?」
「そうだぜ、」
ドフィンクスは興奮状態だ。
「あのエメラルドを俺らが奪う、そしてダンビーより先な」
「ダンビーにも?」
世界的大泥棒より先に見つけて奪うのは困難。
「どこにあるのさ?」
「グランドペッピーの森の深くにあると」
ドフィンクスは本当に行くのか?
「家出して見つけに行くぞー」
「馬鹿言うな、家出したら誘拐されたみたいになっちまう」
「その辺はお前の噓でごまかせ、エメラルド探検だよ、まずはニューヨークを通らないなとな」
「本当に行くのか・・・?」
「行くんだよ、」
「わかった、行ってやるぜ」
家出をしてエメラルド探検にいくのである。
「じゃあな、ピキー」
「おう、ドフィンクス!」
さよならと告げて家に帰った。
「おかえり、どうだった新学期?」
お母さんが玄関の前で言って来た。
「ピッキーはどうせ学校を退学しちゃうわよ母さん、」
パラメルダが口をはさんだ。
「ようし、機械全部持っていくぞ」
リュックに機械もの全部詰め込んだ(あと歯ブラシとかも)そしていよいよ家出する。
「じゃあな母さん、家出するぜ」
「ちょっとどういうこと!説明しなさい!」
「あと一年後ぐらいかな」
母さんは追いかけてきたが発明した爆走シューズで爆走していった。重いが爆走なので感じない。
「来たか!ピキー全部詰め込んだか?」
「詰め込んだ、ドフィンクスは?」
「全部さ、」
準備オーケーということで・・・
「じゃあまずはニューヨークへと行くぜ」
こうして二人が家出して秘宝エメラルドを探検するのであった。


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