第一章 少年たち

文字数 1,431文字

アメリカのまぁその辺・・・そこにはある少年が住んでいた。
「ピッキー!お行儀よくね、ベルトンおじさんが来るから・・、ショーク!パラメルダ!も」
とお母さんが言った。その頃ピッキー少年は、言い忘れていたがこやつの名はピニエード・キーヴィ、覚えにくいのでピッキーかピキーと呼ばれている、そしてお兄のショーク・キーヴィ、心細く意識弱めの男子、妹パラメルダはしっかり者で母さんと似ているものだ。するとドアが開いた。
「ベルトンーーーー!」
「いやぁ久しぶりねぇ、ショークとパラメルダと・・・ピッキーかぁ」
ピッキーは何も思わない、嬉しいとも悲しいとも、そしてピッキーは二階の部屋へ入った。
中はお気に入りのサッカーチーム ケーパルド・ザーシーの壁紙をベッドの上に貼っている。そしてタンスに飛行機がポツンと乗っている。
「やっぱり飛行機は面白いからなー」
「あ!ダンビー!」
するとタンスの端っこに入っているダンビー像がある、ダンビーと世界的に有名な強盗犯である、強盗とは違うぜ、なんと最古のエメラルドを追っているとか噂がある。
「いやぁエメラルド奪うのかなー、」
そしてベッドで飛行機遊びをしていた。すると母さんがやって来た。母さんの名はブライト・キーヴィ、パラメルダと同じくくらいしっかりしている。
「ようし、いたずら仕掛けるかー、ショークへとね」
すると二回の扉に準備した。
まず扉の掴むところにロープをつなげ、そしてそのロープにおもちゃの銃をつなげた。そして銃口から輪ゴムが発射される仕組みだ。
「ショーク!」
「なんだい、ピッキー」
「ちょっと来てくれ」
呼び出した。
「作戦開始だぜ、ベイビー」
すると扉を開けた。
が、それはショークではなくパラメルダだった。
「うわっ!」
パラメルダは輪ゴムをよけたが、ショークに当てた、まぁ大成功?
「おーい!いたずらさん!出てきな」
「ヒェッ!」
まずい怒られる!だがしかしこんな時のために用意している、ベッドを絶対通らないとピッキーに会えないのでベッドの下に足つかみ機械を置いていて、足をつかめると天井のぐるりぐるり機械に回されて天井から落ちるということだ。
「今会える・・・うわっぁぁ!」
足つかみ機械が作動、そして足をつかんだ、すると天井のぐるりぐるり機械に飛んで、天井が回転した。するとショークはショークのショックをして気絶。そしてやっとぐるりぐるり機械が終わり天井から落ちたが誰かが拾った。それは誰だ?
「あぁいたずらは犯罪だなこりゃあ」
ベルトンおじさんと母親ブライトだ。
「ショークは気絶しているすぐ目覚めるだろう」
「もう!パラメルダ大丈夫?」
「えぇ大丈夫よ」
パラメルダは命拾いした。落ちたらショークよりもっとひどいからだ。
「ピッキー!あなたは処罰として食事なし一週間です、何回目ですか」
「本当にピッキーは・・・この家族と違うな・・・」
とベルトンおじさんは言った。
扉を閉めた。
「なんだいあの連中」
そうピッキーは呟いた。
だがしかし今はクリスマスイブだ、冬休みで誰にも電話がない、一人でそう言い続けた。
ポポポポ!
電話が鳴った。
「誰だい、久しぶりだよ」
すぐに受話器を取った。
「よっ!ピキー、処罰されたのか?まぁいいさ、うちもだし」
「そう、ドーマ」
「どうした、元気ないぞ」
ドーマは言った。そしてピキーには涙がぽろぽろ流れていた。
こんなに久しぶりに声が聞こえたのは何年ぶりだろう・・・・雫が落ちる。
こうしてピキーはクリスマスイブに泣いた。クリスマスはいいことが起きるだろう・・・
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