第14話 ご主人様のシンボルにご奉仕させていただいて

文字数 2,222文字

 巨大バイブに、尻奥――女の最も奥底にある快楽のスポットを激しく突いて揺さ振られる。

「あ、あ、イク……」

 桃尻をプルンと震わせながら、早くもイッてしまう。
「おばさん、アナルが性感帯なんだね。分かりやすくていいよ。何度でもイッていいからね」

 その言葉に、まだ尻を弄ばれるのかと愛実は不安と恐怖を感じる。

 その時。

 チョロチョロ……ブッ、ビシュッー!

 お股から尿が勝手に漏れてしまう。
 最初は詰まった水道のような少量だったが、途中から勢いよく放尿してしまう。

「いや、見ないで! おばさんのオシッコしてるところ見ないで!」

 涙目で悲鳴を上げる。
 それが謙信の加虐心をより一層煽ると知らず。
 いや、知っていて悲鳴をあげたの、私は……。

 混乱する頭と尻奥の最高快楽スポットをバイブで掘られ、意識が霞みがかっていく。

「おばさんのオシッコって本当に綺麗だよね。琥珀色がかってさ。透明だと味気ないし。おばさんのオシッコ、色合いのバランスが最高だよね。ほのかに漂う尿臭もおばさんの香りがするよ」

 またも放尿を叱られず、それどころか、自分の尿を褒めてもらえた。
 ここまで私のことを気に入って、好きでいてくれる男の人は世界中どこにもいない。
 気持ちが少し謙信に傾くのを自覚してしまった。
 この、最後の日に……。

「あんっ!」

 突然、張りと弾力ある尻肉を謙信の手の平で叩かれた。

 バシッ! バシッ! バシッ! バッシッーン!

 リズム良く尻肉を叩かれ、局部的な痛みが温かくジーンと広がっていく。

「痛い……」

 次は尻肉をつねられる。
 力加減が絶妙で、思わず『もっと』と欲しがりそうになってしまう。

「おばさんのお尻ってオードブルだね。舐めてよし、叩いてよし、つねってよし、穴に突っ込んでよし。僕は何日でもおばさんのお尻でも楽しめるよ」

 そう言いながら謙信に尻肉を舐められ、甘噛みされる。
 さらにスパンキングとつねりが程よくミックスされ、穴だけでなく、尻全体から快楽の電流が全身に広がっていく。

「お、また潮吹いてるよ。おばさんの、ちょっとオシッコまじりの潮も好きだな」

 指摘されて初めて、自分が潮を吹いていることに気付く。
 それ程、愛実はトロけてきっていた。

 謙信――彼とずっと一緒にいたい。

 尻穴に振動するバイブを出し入れされながら、心に芽生えた愛実の本音。
 それを拒否する精神力はもはやなく、尻からの快感と謙信への依存にただ流される。

 この時間が永遠に続けばいい――そう願ったが、全てに終わりは来る。

「あむうっ」

 アナルバイブを一気に引き抜かれる。
 下半身に力が入らず、その場にしゃがみ込んでしまう。
 謙信に肩を掴まれ、体を前向き――謙信の方へと向けられる。
 その謙信は、まじまじとバイブの先端を観察している。

「ここに茶色いものがついてるの見える? これ、おばさんのウンチだよ」

 ここまでされてなお、愛実は恥辱を覚える。
 恥ずかしさで顔が真っ赤になり俯いてしまう。


「色味も……うん、香りもいいね、生々しくて」

 自分の便を汚がらず、また褒めてもらえる。
 ふと、愛実は気付く。
 謙信に、褒めてもらってばかりいる。
 褒められるということは、比較対象がいるということだ。
 それはきっと、謙信が過去に交際した熟女達だろう。
 謙信が交際相手に選ぶほどの熟女だ、きっと全員が素敵なミドルに違いない。
 自分は、そんなライバル達に負けていない。
 いや、むしろ蹴落している。

 誇らしかった。
 そして、嬉しかった。
 謙信にとって、全ての面で自分は一番になりたい。

「ウンチ漏らすの我慢したご褒美に、好きなだけしゃぶっていいよ」

 そう言って謙信が、股間を眼前に突きつける。
 愛実はおそるおそる謙信のベルトを外し、ジーンズをズラす。
 人気が無いとはいえ、囲いが一切ないこの神社では、全てが丸見えだ。

「僕が最高におばさんの好きなところはね、何をされても、いつまで経っても、そうやって恥じらいを忘れないところだよ。恥ずかしがらない女性なんて、何の魅力も無いからね」

 ニヤリと笑う謙信の顔すら、今の愛実には眩しい。

 トランクス越しでも分かる謙信の巨根に、思わず溜息がもれる。
 早くしたい衝動と誰かに見られるかもという恥辱が心の中でせめぎ合う。
 結局、ゆっくりとトランクスを下す愛実。
 眼前にそびえ立つ鋭角に反りあがった巨大な肉の塔。
 愛実は目を閉じ、躊躇いながらも舌を伸ばす。
 裏筋をゆっくりと舐めあげる。
 人の有無が気になり、思わず目を開けて左右を確認してしまう、肉棒を舐めあげながら。

「他人の目なんて、気にしなくていいよ。見たい人には見せてあげればいいんだよ。だってこんなに美しい女性は、僕一人で独占するのはもったいないしね」

 いえ、あなただけに独占されたいの――そんな思いが湧き上がってくる。
 けれど、人目は気になる。

「先っちょを舌でペロペロ舐めてごらん」

 指示され、愛実はゆっくりと巨根の根本を握る。
 熱い。
 熱く、力強く脈打っている。
 ゆっくりと肉棒を自分の方に倒す。
 目の前に、理性を木端微塵に破壊しそうな塔の頂がある。
 愛実は舌を伸ばし、チロチロと舐める。
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