第21話:音楽の旅、北ヨーロッパ2

文字数 1,631文字

 そこから、特急列車でエディンバラへ行くと11時に到着した。昼食をとって、ホテルに荷物を置いて、名所のカールトン・ヒルへ向かった。カールトン丘には、活気ある商業地区と静かな住宅地区があり、町の景色を望む丘だった。エジンバラ・プレイハウスではミュージカルやコメディが上演されている。

 賑やかなブルートン ストリートのベーカリー、カフェ、ギフトショップも混んでいた。少し丘を登ると、ギリシャのパルテノン神殿のようなものあった。エディンバラ市街の景色のみならず、写真スポットが沢山あり、多くの写真を撮った、そして16時に、ホテルに戻り、夕食後床についた。翌、7月27日は、エディンバラ城見学に出かけた。

 入場料とオーディオガイド・日本語で13ポンド2千円。エディンバラ城の中心にあるグレート・ホールは、1511年にジェームズ4世によって建てられました。木造の屋根は、巨大な材木から作られ、屋根を支える石にはスコットランドの国花であるアザミや、スコットランドの紋章などで装飾されている。17世紀から19世紀にかけては軍事的な目的に使われていた。

 現在でも武器や防具が展示されている。続いてロイヤル・パレスのクラウンルームには、別名「スコットランドの栄誉」という、王権を象徴する3つのアイテム『クラウン・ジュエル』」が展示されている。その中でも、特に宝冠には、10個のダイヤモンドと数多くの宝石がちりばめられて、エディンバラ城の場内でも必見の場所である。

 その次に、セント・マーガレット礼拝堂に行ったが、ここは、エディンバラ城の場内に現存する最も古い建物である。1130年にデイヴィッド1世によってメアリー王妃に捧げるかたちで建てられた。デイヴィッド1世の母親であるメアリー王妃は多くの慈善行為をしたとされ、ローマ教皇によって聖人に列せらた。現在でも洗礼式や結婚式に使われている。

 その次、旧約聖書の創世記に登場するヤコブが枕として使ったという伝説がある「運命の石」は、代々スコットランド王の戴冠式が行われた宮殿にありました。1296年にイングランド王エドワード1世が戦利品としてイングランドに持ち帰った。それからは、イングランド「後にイギリス」の戴冠式に使われ。

 1996年にスコットランドに変換された運命の石は、現在はクラウンルームに展示されています。その次、モンス・メグ「巨大な大砲」。15世紀、エディンバラ城の北側には「モンス・メグ」と呼ばれる巨大な大砲「射石砲」が設置されていた。名前の由来はベルギーの町の名だと言われている。イングランドの善良公フィリップ3世に製造された。

その後、スコットランド王ジェームズ2世に贈られた物である。総重量6トン、射程距離はおよそ3.2キロメートルにも及ぶ、外観も性能も圧巻の大砲。元来軍事用だが用途を変更し、エディンバラ城の儀式の時のみ使う礼砲となっている。実際に礼砲としてスコットランド女王メアリー・ステュアートとフランス王フランソワ2世の結婚式で使われた記録がある。

 ちなみに、発砲された砲丸「150キロ」は、後で、回収していたというから驚きだ。現在ではもちろん使用されていないが、「ワン・オクロック・ガン」と呼ばれる空砲を打つ名物イベントがある。日曜以外の13時に発砲されており観光客に人気だ。目の前で放たれる空砲は、迫力満点。時間を合わせて見てみたい。最後、ハリーポットの息吹を感じよう。超人気のファンタジー小説「ハリー・ポッター」シリーズが、エディンバラの地で生まれたのは有名な話。

 作者のJ.K.ローリングは、エディンバラ市街、エディンバラ城が見える窓際の席でシリーズ第1作「ハリー・ポッターの賢者の石」を書き上げたと言われている。作中に登場する魔法学校・ホグワーツの実際のロケ地はノーサンバーランド州のアニック城。であるが、エディンバラ城を始めとする市街独特の空気が壮大な物語が生まれる端緒となった事は間違いない。
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