第12話:音楽の旅・ヨーロッパ3

文字数 1,639文字

 また、後で来るとタクシー運転手が言い、16時前にやってきてホテルまで送ってくれた。ホテルに戻るとスイスで、自然以外の名所でお勧めはと聞いた。ホテルのフロントの女性が、私ならチャップリンとオードリヘップバーンが眠るレマン湖のほとりが、良いと思うわよと、教えてくれた。

 そして、列車でルツェルンからオルトランを経由して80分でベルン駅で降りた。そこで、地元の人に英語で、徒歩1分のシャンゼンストラッセから列車で約60分のフロイブルグで、また、列車を乗り換え約1時間でローザンヌへ到着すると教えられた。翌10月5日、朝8時にホテルを出て、教えられたとおり、ローザンヌ駅から列車でヴヴェイで15分。

 そこからタクシーに乗り15分でヴヴェイにあるチャーリーチャップリンの墓へ向かい、お墓参りした。その後、チャップリンの博物館「チャップリンの世界」も見学。レマン湖のほとりに立つ、ちょびひげに山高帽のチャップリンの銅像の前で写真をとった。チャップリンの墓もレマン湖を見下ろす高台にあり、素晴らしい環境だった。

 そして、タクシーでヴヴェイ駅へ行き、列車でモルジュ駅へ1時間で着いて、そこからタクシーで5分で、オードリーヘップバーンの眠る墓へついた。そして、その墓の前に合掌し、冥福を祈った。お墓からはスイスアルプスの素晴らしい景色が見え、墓地の下を走る道からはレマン湖と対岸の美しい山々が見えた。

 その後、モルジュ駅へ11時に戻り、列車に乗り込み、大都会のジュネーブへ到着。ゆっくりと昼食を取って、ジュネーブの街を観光して、ジュネーブ空港へ行き、19時発ローマ行きの飛行機に乗り、20時半にローマ・フィラミチーノ空港に到着した。そこからタクシーで15分のホテルに入った。

 そして、カンツォーネを聞けるレストランの予約と英語で書かれたローマ市内観光のパンフレットをもらった。アマルフィへの行き方も聞いた。翌10月6日は、朝6時にホテルを出て、途中でモーニングサービスを食べた。テルミニ・ローマ中央駅から地下鉄A線に乗り、オッタヴィアーノ下車。バチカン市国をめざす。

 カトリック教会の総本山バチカンは、信者でなくとも訪れる価値がある世界最小の国。オッタヴィアーノ駅下車。オッタヴィアーノ通りを12分ほど直進するとサンピエトロ広場に到着する。朝7時から。セキュリティー・チェックまでは長蛇の列ですが、朝の8時までは比較的空いていた。バチカンから伸びるコンチリアツィオーネ通りを7分ほど歩くとサンタンジェロ城。

 もとは霊廟、その後は要塞、現在はミュージアムという丸いお城です。正面から撮影するなら、サンタンジェロ橋から撮るのが良い。ただし、橋は渡らず戻ってください。そのままバチカンとは反対の、テベレ川沿いを歩いていく。サンタンジェロ城からテベレ川沿いを歩き、トリブナーリ広場へ。

 ウンベルト1世橋を渡りモンテブリアンヅォ通りを左に進むとコンドッティ通り。高級ブティックの前を過ぎれば、そこはスペイン広場。サンタンジェロ城からスペイン広場までバスでも徒歩でも20分。そろそろお昼。トレビの泉に向かう途中、少し遠回りしてレストラン「イル・ジャルディーノ・ディ・アルビーノ」に行った。素朴な味つけが地元民に人気で、うまい。

 レストランの坂を下り、トリトーネ通りへ。右へ10分ほど行くと、ポーリ広場。ポーリ通りを歩けば突如あらわれる巨大な彫刻の噴水、それがトレビの泉。バロックの最高作といわれ、サルヴィが1732年に着手、彼の死後パンニーニが1762年に完成させた。ローマ再訪を願って、背中越しにコインを投げ入れるのを忘れず行う事。

 トレビの泉からムラッテ通りを歩き、ピエトラ広場からパスティー二通りを進めば、パンテオンのあるロトンダ場に到着。トレビの泉から徒歩、約10分。 ロトンダ広場のジュスティニアーニ通りから、大通りリナシメント通りを渡って建物の隙間を入ると、ローマで最も美しい広場・ナボナ広場。
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