第7話 かがりぬいって? ミシンなんてわからない

文字数 968文字

前回までで着物地をあらったり糸をとったりと、大変な思いをしてきれいに整えた。
さあ、洋服に仕立てるぞ、のその前にやることがる。

着物地がほつれないように、布の端っこをジグザグ縫いしていくのだ。
私は、このときに布を二重か三重におってからジグザグ縫いをするのだと思ってた。
(だから、一番初めに布を切るときに、身ごろの寸法を二センチ多く取ってたのだ。ぬいしろとして。結局その二センチはあとから切り落としたけど)
そうすれば絶対にほつれないから。
わたしはそんなことを思っていた裁縫の超初心者だ。

実際はまったく違かった。
ミシンの用意をして『ジグザグ縫い』という項目をタッチしたら、『たちかがり』という補足メッセージが出てきたのだ。
「たちかがり」? ということは、布を切ったところを直接かがってくれる機能なんじゃないか? 布を二重に折ったりしなくていいんじゃないか??
(そもそも布を折るんだったら、ジグザグに縫う必要がないと後から分かった)

「たちかがり」がまったく分からないから、ネットで調べた。
そうしたら、ミシンで『たちかがり』のやり方を説明する、おあつらえ向きの動画がでてきた。
正味三分のその動画を見て、たちかがりの仕方が分かる。

たちかがりとは、やはり布の端をかがってくれる機能だ。
しかし、それをするにはミシンの部品を取り換えなければならない。
部品の取り換え方も、動画で見たのでばっちりだ。というか、あんまりにも簡単に出来るから感動した。ミシンって高性能だ。
しかし、もし私が何か間違っていたら? 不安だ。部品を変えたので針が折れたりしたら怖い!
そう思ったので、手でゆっくりとミシンを動かしてみた。(自動でも動くし手で調節しながら動かすこともできる)
うん、きちんと縫えたから部品は合っているようだ。

あとはミシンに任せて『たちかがり』して行くだけ!

速度調節を一番『遅い』にして、着物地の端を『かがりぬい』していく。
ちなみに、着物地は反物(たんもの)なので、36センチ幅の横のはしは初めからほつれないようになってるので、かがらなくていい。
おくみからとった部分、反物を半分に切ってある、洋服の「そで」に使う部分の片方と、全部の布の上部をかがって行けばいい。

一枚やってかなり疲れたので、今日はもう終了しよう。
午後に余力があったら、また少し『かがりぬい』をしてみようと思う。






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