第2話 氷の剣

文字数 140文字

成人の儀の課題、常闇の霊を打ち破った。証拠の氷の牙は、冷気を放ち続ける剣と化していた。

剣は、これで完成ではない。

お披露目の宴、当日。成人の儀より緊張した。その剣を持ち、幼馴染の前に立つ。村の女はこの日のため、髪を伸ばしていた。

「あなたの髪で、剣と俺に加護を」

公開プロポーズなのだ。


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