第20話 複製される宝石刀

文字数 140文字

私は神楽巫女から譲り受けた、刀身が真っ二つに折れた赤い宝石刀を手にした。慎重に魔力と気力を練り合わせ、握りしめた柄へ流し込む。珊瑚色の刀身が震えて、
3本の枝刃が抜け落ちた。それが地面に刺さると成長を続け、2尺6寸の珊瑚色をした宝石刀となる。

「舞えっ!」

3本は私の意思で宙を舞った。


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