第12話ーキミと共に逝けるなら(恋愛・オススメ)

文字数 550文字


 キミに贈るコトバは悲しくて
 キミを過るこの手は切なくて

 そんなキミとボクだけど
 ずっと笑って逝けるよね

 だからね……
 キミと共に逝けるのなら
 ボクは何者にもなれるよ

 
 初めて逢ったあの日のことを覚えてますか?

 初めて逢った時のキミは
 どこか寂しそうに
 暗闇に独り座ってたよね

 ボクが話しかけただけなのにさ
 キミは無邪気にはしゃいじゃって……
 
 そんなキミの笑顔にボクは
 一目惚れしたんです

 それからずっと同じ時を二人で過ごすけど
 CもBもAですらボクとキミでは出来なくて
 泣いたキミが何度もゴメンねと謝るから
 
 目に見えるモノだけが在るんじゃないよ
 手に触れるモノだけが在るんじゃないよ
 
 なんて泣きながら言っちゃった臭いセリフ
 泣きながら「変なの」ってキミが笑うから
 恥ずかしくなってボクまで笑っちゃったよ
 
 キミが居てくれればそれでボクは救われるから
 その笑顔こそが一番に守りたいボクの宝物です

 だからね……
 キミと共に逝けるなら
 この命だって惜しくないよ


 過ぎ行く時は一瞬で
 死に逝く時も一瞬で
 
 でも、キミとの時は永遠だから
 堕ちたことに悔いはなくて

 キミと触れ合えるなら
 あの身体なんて要らなくて

 だからね……
 キミと共に逝けるなら
 笑顔で首を吊るせるよ

「愛してる」

 キミと共に逝けるなら
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み