(三)-6
文字数 222文字
和佐は立ち去る真紀奈のブルマを見えなくなるまでずっと見ていた。昔と比べると、彼女がいつの間にか成長していることに、このとき初めて気づいた。
結局数日は回答保留のまま過ぎた。姉ヶ崎には、移動教室の時にそれとなく聞いてみたが、まだ保留とのことであった。
ちなみに、もちろんこれは、和佐の告白に端を発した告白の連鎖のせいであった。誰かが保留を解除しない限り、彼らの回答は全員保留のままなのだ。
そんなことはつゆ知らず、和佐は悩み続けていた。
(続く)
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