(三)-4
文字数 211文字
「だって、お前、コウタロウのことが好きだったんじゃないのか」
「誰がそんなこと言ったのよ」
「いや、なんとなく……」
浜野広太郎も同じ幼なじみだ。いつも三人でつるんで遊んでいた。そのときから、真紀奈はコウタロウのことが好きなのだと思っていた。だから、和佐は真紀奈が自分のところにきたのは意外で信じられなかったのだ。
なんて返事したらいいのか。つきあうと言っても、そもそも幼なじみだったのだから、今さらというのもあるし。
(続く)
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