星達の集う時間:8
文字数 499文字
【終末・闇】~闇に漂う空間~
星……。
満天の……。
綺麗。
何処からか声がした。
『これで、良かったと?』
ああ、死神だ。
『未来は何時だって、神の予測可能域だろう?』
『予測はたった一人の想いで変わる。
それに、望んだのは、こんな事ではない』
『……僕だって、意外ですよ。
妹がこんなに大切だなんて……』
『透が願った事を、あの子が望んでるとは思えない』
『それでも、いい。一瞬でも長く、生きて欲しい。
ただ、それだけだから』
『そう……』
『読めませんか?あの子が行く先を……』
『読めない。あの子は星だから、
でも……いや、なんでもない』
『でも、未来の終着は決まってる。
神が消えたその日からの『定め』だから』
『!!知って……いたの?
違う、同調したのね。星になった時に。それでも?』
『……』
『……』
『未来は予測不可能域でしょう?』
『そう、ね』
あの時間、あの場所、あの場面。
もしも、出会わなければ。
もしも、望まなければ。
もしも、選ばなければ。
そうすれば、違っていたかもしれない。
『星は何を望むだろう。
ねぇ、貴夜。君には判るだろう』
だって、君は僕の……だから
全てが壊れる。
全てが始まる―
星……。
満天の……。
綺麗。
何処からか声がした。
『これで、良かったと?』
ああ、死神だ。
『未来は何時だって、神の予測可能域だろう?』
『予測はたった一人の想いで変わる。
それに、望んだのは、こんな事ではない』
『……僕だって、意外ですよ。
妹がこんなに大切だなんて……』
『透が願った事を、あの子が望んでるとは思えない』
『それでも、いい。一瞬でも長く、生きて欲しい。
ただ、それだけだから』
『そう……』
『読めませんか?あの子が行く先を……』
『読めない。あの子は星だから、
でも……いや、なんでもない』
『でも、未来の終着は決まってる。
神が消えたその日からの『定め』だから』
『!!知って……いたの?
違う、同調したのね。星になった時に。それでも?』
『……』
『……』
『未来は予測不可能域でしょう?』
『そう、ね』
あの時間、あの場所、あの場面。
もしも、出会わなければ。
もしも、望まなければ。
もしも、選ばなければ。
そうすれば、違っていたかもしれない。
『星は何を望むだろう。
ねぇ、貴夜。君には判るだろう』
だって、君は僕の……だから
全てが壊れる。
全てが始まる―