第33話 マサムネは新企画を発表する

文字数 6,632文字

 通称、感想戦と呼ばれている1日のプレイを振り返りながらの解説が終わり、マサムネからリスナーへのお知らせがあるということでリスナーたちの期待が高まっていく。
 マサムネは茶室内をクルリと見回してああそうだ、と頷き、ホロディスプレイを操作して一瞬で部屋の内装を切り換える。
 切り替わった内装は、さながらニューススタジオのようになっていて、マサムネはキャスター席に腰を下ろす。ちなみにキャスター席はインタビューなどでゲストを迎えることができるような長机タイプで、マサムネ以外のあと4つの席が空いている。

──ニューススタジオだと?
──マサムネスタイルだと浮いてんなぁ
──ちょまてよ! 空席が4つ空いてるってことは……
──え? まさか……マ!?
──うせやろ? 夢が叶っちゃう? とりまスクショ準備せな!
──マジかよ!! そんなご褒美があるなんて聞いてねぇよ!
──待って待ってまっt! フレに連絡するから待って!
──……

 最初は戸惑っていたリスナーたちだったが、次第にこれから起きることを察したようで慌てふためき始める。

「ははは。流石みんな察しがいいね。待ってっていう意見が多いから、先にちょっと事情を説明するとね、実際にバンシー号での航海が始まったら当直もあるから今までと同じ時間にログアウトするのが難しくなるというのがまず1つめの理由。そして、感想戦じゃなくてリアルタイムでの解説が欲しいってリスナーさんの声が大きくなっていることが2つめの理由。あと、今でもうちのP.AIたちには裏方スタッフとして手伝ってもらってるんだけど、彼女たちがそれだけじゃ我慢できなくなってもっと配信に関わりたがっている、というのが3つめで最大の理由だね」

──信菜だね
──絶対、煽動の主犯信菜だわw
──あの新しもの好きの信菜がおとなしくしてるわけないよね
──引退後も世直しで暴れまくった先の副将軍サマやな
──このタイミングで信菜じゃないわけないよね
──自由すぎるP.AIで草www
──まさかのリアルタイム実況!? 要望は言ってみるもんだね
──さすムネ♪
──……

「ちょ、ちょ、みんな察し良すぎだよ! もう、俺が説明することなくなっちゃったじゃないか。じゃあ、あまり引っ張りすぎるのもあれだからもう入ってもらうよ~。……みんな、入ってきていいよ」

 マサムネの合図でスタジオに4人の女性たちが入ってくる。

 多くの勲章と大将の階級章で飾られたドイツ共和国空軍の礼服をまとった、金髪碧眼の30代前半の外見のゲルマン系女性将校アーデルハイド・フォン・クローゲンシュニット。

 東洋の龍の描かれた古代中国風の甲冑に身を包み、長い黒髪を頭の上でお団子にまとめて布に包んだ一見すると男性に見間違えそうな凛々しい外見の20代半ばの小柄な東洋系の男装の麗人(ホァン) 木蘭(ムーラン)

 着物に袴と編み上げブーツという和洋折衷スタイルに白い割烹着を着て白い三角巾で栗色の髪を覆った日本人にしては背の高い20代前半のハーフ女性医坂上(サカガミ)(サクラ)

 織田木瓜印の描かれた当世具足と陣笠を身に付け、背中に天下布武の文字が金糸で刺繍された派手な南蛮マントを羽織り、4人の中では1番小柄ながらふてぶてしい表情で存在感を発揮する10代半ばの純日本系の少女 織田(オダ) 信菜(ノブナ)

 マサムネが口を開く前にノブナがふんぞり反って高笑いする。

「ふははははっ! 皆の者、息災であったか? よもや妾を見忘れたとは言うまいな!? 織田信長の娘にして織田幕府初代副将軍の妾が戻ってきたのじゃー!」

──ぴぎゃああああ!!
──のじゃロリ副将軍キター!!
──尾張のうつけ姫だっ!
──なんいう夢の共演!
──スクショ保存した
──普通に録画中
──まさかのオリジナル登場!
──……

「……黒歴史とか言ってたくせにノリノリじゃないか」と、マサムネが苦笑混じりに呟く。

「ノブナ、悪目立ちはそこまでにして席に座りんさい。旦那様ば困らせたらいかんとよ」

「う……サクラの姉御、ついはしゃいでしまっただけなのじゃ」

 柔らかい笑顔のまま、しかし有無を言わせぬ口調のサクラにたしなめられてノブナがきまり悪そうに席に向かう。

 全員が横並びに座ったところでマサムネが改めて口を開く。

「さて、じゃあ改めて、ここにいるのは俺のチャンネルで裏方スタッフとして手伝ってくれているうちのP.AIたちだ。彼女たちは俺の過去のアバターのプレイデータそのものを引き継いでいるオリジンでもある。過去の配信を知らない人のために、全員簡単に自己紹介してくれるかな? まずはハイジから」

 マサムネに指名されてアーデルハイドが立ち上がり、ビシッと姿勢を整える。

「傾注! ワタシはドイツ共和国空軍大将アーデルハイド・フォン・クローゲンシュニットである。第二次大戦中、ドイツ空軍の戦闘機パイロットとして女子戦闘機大隊を率いていた。閣下の動画配信では主にカメラワークを担当している。以後よろしく頼む。以上だ。楽にせよ」

──ハイジ姐さん!
──本物のバルキリー隊長だ
──古参ファンとしては感動しかない【投げ銭】
──ジークハイル!! ジークハイル!! 【投げ銭】
──やっべ。やっぱ本物はかっけえわ
──新参ファンとしてはアーカイブじゃなくてリアルタイムでアーデルハイドを観れるなんて嬉しすぎる
──……

 続いてアーデルハイドの隣に座っていた木蘭が立ち上がる。

(せつ)は随の正規軍、河南討捕軍副司、花 木蘭でござる。戸ごとに一名の男が徴兵された時に傷病者であった父に代わり、拙が男装して従軍することになりもうした。今でも男装するとつい男言葉になってしまうのはご容赦いただきたい。主上の動画配信においてはダイジェストの編集を任せていただいている。以後よしなに」

──孝烈将軍だ!
──随朝最後の名将が率いた軍の副将閣下!
──もっと評価されるべき
──懐かしいなぁ。めっちゃ好きだったわ【投げ銭】
──風万はクソゲーだったけどマサムネの配信だけは最高だった
──男装の麗人とかめっちゃすこ
──ダイジェストの編集も良い仕事してる【投げ銭】
──……

 次にサクラがほんわりと笑いながら立ち上がる。

「うちは、幕末から明治の日本で医者ばさせてもろとった、坂上 桜やけんね。シーボルトの娘のイネ師匠(せんせい)ば師事して蘭学と西洋医術ば教えてもろうたとよ。今は、フルダイブ中の旦那様のバイタルチェックと通信環境の保全ばしよるね。以後よろしゅうね」

──おふっ! 圧倒的なまでの癒し【投げ銭】
──九州弁女子って可愛いよな~
──分かるとたい!
──よかよかよか!
──おまんら九州弁伝染ってごたるぞw
──こう見えてサクラさんウワバミだけどなw
──うふふ。お酒はほんの升々たしなむ程度ですがなにか?
──消毒用アルコール飲んでたよねw
──酒代【投げ銭】
──……

 サクラが座ったところでマサムネが口を開く。

「ノブナはもうさっき自己紹介してたからいいよね?」

「ぬなっ?」

 すでに立ち上がりかけていたノブナが愕然とした瞬間、残りの3人もマサムネに同調する。

「貴様は何度自己紹介するつもりなのだ?」「妹よ、その目立ちたがりに拙はちょっと引いておるぞ」「()っつかしかぁ」

「……ちょ、それはご無体な! 妾もちゃんと挨拶したいのじゃ!! そしてサクラの姉御、それ地味に一番刺さるんじゃがっ!」

──ブフォッwww
──ノブナが弄られとるw
──唯我独尊のあのノブナも姉貴たちには頭が上がらないんだね
──弄られノブナとかめっちゃ新鮮なんやけど【投げ銭】
──完全に妹ポジになってんね
──和気あいあい感ヤバイねっ【投げ銭】
──仲ええな
──……

「冗談だよ。ノブナも挨拶よろしくね」

 マサムネにからかわれてノブナがぷうっと膨れる。

「主様も姉御たちもいけずなのじゃ。……あー、皆の者、妾は日本の戦国武将である織田信長の娘で織田軍総参謀長、後の織田幕府においては初代将軍である父と二代目将軍である弟信忠の将軍在任中に副将軍を務めた織田信菜じゃ。家督を譲って隠居していた父が死んだ後は副将軍職を返納して諸国を漫遊しておったがの。主様の動画配信での役割はまだ決まっておらぬ故、姉御たちの仕事を手伝っておるのじゃ」

──天下布武時代とはまた違った一面が見れてよき!
──他のP.AIたちを姉御って呼んでるのいいね♪
──最近までの世直しおばちゃんの印象が強すぎて若い姿に違和感w
──この外見はゲーム開始時の尾張のうつけ姫と呼ばれてた頃だね
──うむ。天下布武も良ゲーだった
──……

「さて、一通り自己紹介が終わったところで本題なんだけど……」と話を進めようとしたマサムネにリスナーから一斉にストップがかかる。

──ちょ待てよ
──は? このまま進めるとか嘘だろ
──待って待って待っt
──まさかここまでしてお預けする気?
──マサムネ君、大事なこと忘れてへん?
──ここにはマサムネコがもう一人足りんで?
──お願いします! 一生のお願いです!
──サミエラはよ!
──ちょっと考えたらわかるやろ?
──……

 あまりにも必死感の漂うリスナーたちの様子にマサムネが苦笑しつつも折れる。

「あー…………もう、仕方ないね。今回は特別だよ」

 マサムネがホロディスプレイを操作して、その姿が一瞬でサミエラに変わる。ここに初代アーデルハイドから5代目であるサミエラまでの歴代マサムネコが勢揃いすることになり、リスナーたちが狂喜する。

──くぁwせdrftgyhyふじこlp
──スクショ保存しますた
──ぷぎゃあああああ!
──歴史が動いた!! 俺たちは目撃証人だ!!
──これは夢じゃないのか?
──歴代マサムネコ、それもオリジンが集合してるってマジ?
──ここが桃源郷だったのか【投げ銭】
──我が人生、一片も悔いなし【投げ銭】
──集合写真代【投げ銭】
──者共、放てぇ! 【投げ銭】
──【投げ銭】【投げ銭】【投げ銭】【投げ銭】……

「ちょっとアンタたち! いつまで金投げてるのよ? いい加減に落ち着きなさい! 話を進めるよ!」

 サミエラのお叱りを受けてようやく投げ銭ラッシュが一段落するも、すでに数億クレジットもの大金が動いている事実にノブナが呆然としつつ呟く。

「……アイドルは儲かるんじゃなぁ。妾も戦国時代にこうやって資金集めすればよかったかのぅ」

 そんなノブナの呟きを聞かなかった振りをしてサミエラが話を進める。

「さあ、すでに察してる連中もいるみたいだけど、改めて発表するよ。これからはあたしがWICで活動してる間は、ここにいる4人が交替でチャットルームに常駐して、解説と質問への対応を担当するからよろしくね。とりあえずハイジ、木蘭、サクラが順番でメインパーソナリティを務めて、ノブナがアシスタントとして入るよ」

──それは嬉しすぎる
──贅沢なメンツだな!
──楽しみが増える
──なんだそれ最高かよ!
──ノブナだけは毎回いるってことか
──最初は助手として経験を積んで、いずれはノブナがメインになるのかな?
──……

「あは。話が早いね。勘がいいリスナーは嫌いじゃないよ。そもそもこの件はノブナが言い出しっぺだし、他の3人はそれぞれメインの仕事があるからね。最初はアシスタントだけど、いずれはノブナがメインパーソナリティになることは規定路線さね」

──うわぁ! 楽しみぃwktk
──てことは感想戦はもう無くなるの? 楽しみだったんだけど
──実況解説がノブナのメインのお仕事になるのか
──これはこれで人気コンテンツになりそうじゃん
──他のチャンネル見に行けねぇぇ(嬉しい悲鳴)
──……

「ああ、感想戦も完全には無くさないよ。でも、さすがに毎日はやらないけどね。何か大きな動きがあった時とかの限定になると思うよ」

──それを聞いて安心した
──リアルタイム解説はめっちゃ助かる
──わかりみ
──本編だけで感想戦までは観てないリスナーも多いもんな
──本編観ながらコメントできて解説してもらえるのは嬉しい
──ゲーム内と現実では価値観が全然違うから、観ながら??? ってなって、あとから感想戦で納得すること多いしなぁ
──……

「好意的に受け止めてもらえてるようで安心したよ。それじゃ、明日の配信から早速始めるからよろしくね! お知らせは以上だよ!」

──ありがとうっ!!【投げ銭】
──最後まで観てて良かった!!【投げ銭】
──今日の配信マジ神回やったわ! 賽銭入れとく【投げ銭】
──楽しかったぁ【投げ銭】
──明日からますます楽しみ【投げ銭】
──……

 それからしばらく質疑応答と称するフリートークとなり、歴代マサムネコたちとリスナーたちによる交流が実現する。
 
 余談ではあるが、この日の投げ銭(スパチャ)はマサムネが配信活動を始めて以来の最高額を更新したのだった。





【登場人物紹介・アーデルハイド・フォン・クローゲンシュニット】
第二次世界大戦期に活躍したドイツ空軍女性パイロット。元は技官であり、日本から留学に来た後の零戦の生みの親である堀越次郎の案内役を務め、彼と個人的な友誼を結び、次郎帰国後も手紙によるやり取りを続ける。第二次大戦の勃発直前に次郎から密かに零戦の詳細な設計図面を送られ、試作機を製作し自らテストパイロットを務める。戦闘機の重装甲、重武装、大馬力、高速性能を重視するドイツ空軍にとって、軽装甲、小馬力、航続距離と低速での安定性を重視した零戦はあまりにも頼りなく映ったため、正式採用は見送られる。第二次大戦が勃発し、フランスを制圧したドイツ軍はイギリス本土への上陸作戦に先駆けて制空権を取るべく戦闘機と爆撃機をイギリス本土に差し向けてバトルオブブリテンが始まる。しかし、当時のドイツ空軍主力戦闘機は航続距離が短く、敵地上空での制空任務、護衛任務には不向きで、爆撃機隊は護衛なしでの任務を強いられて多大な損失を出す。そんな中、アーデルハイドは1機だけの零戦を駆って爆撃機隊を護衛し、零戦の有用性を実証して零戦の量産化に漕ぎ着け、また多くの味方を救った功績で帝国騎士に叙され以後フォンを名乗ることを許される。その後、護衛任務に特化した女性パイロットのみの零戦部隊、通称『ヴァルキリー部隊』が発足してアーデルハイドは隊長として活躍し、味方からは『戦乙女』敵からは『ドーバーの魔女』と呼ばれる。味方爆撃機隊からはヴァルキリーによる直掩を希望する声が高まり、ヴァルキリー部隊は規模を拡大しながら確実に戦果を挙げ、ドイツ軍による英本土上陸作戦成功の立役者となる。アーデルハイド自身は技術者でもあるため、新型機の開発においても活躍し、次々に高性能新型機を生み出してドイツ空軍の能力向上に貢献し、パイロットたちから絶大な支持を得る。その後、陸軍の盟友ロンメルら同志たちとクーデターを起こしてナチス・ドイツ帝国の共和国化に成功し、世界大戦終結に尽力し、戦後ドイツ空軍大将として後進育成に務める。

【バトルオブブリテン ~鉤十字のゼロ戦~】は1人プレイ用の空戦シミュレーションゲームである。主人公はバトルオブブリテンの始まった1940年7月10日の時点でドイツ空軍に1機だけあるドイツ版試作零戦のテストパイロットであり、ドーバー海峡上で敵の追撃を受ける味方爆撃機隊の救うために急遽出撃を命じられたところからゲームスタートとなる。元々歴史シミュレーションではなくフライトシミュレーションであることから、プレイヤーはチュートリアルによって操縦の練習もできるし、シナリオモードや空戦ミッションのみのモードも選択できる。フリープレイモードでは歴史シミュレーション要素が強くなり、プレイヤーの活躍によっては歴史の流れそのものが改変されることになる。

通常、たった1機の戦闘機によって歴史そのものが変わるなどあり得ないが、そのあり得ないことを成し遂げ、史実とは違う第二次大戦における枢軸国の完全勝利とその後のナチス・ドイツの解体と共和国化へのプロセスにおいて中心的な役割を果たしたことで、それまで全く無名だったマサムネはゲームの運営だけでなく歴史研究家からも注目される存在となり、一躍有名配信者となる。マサムネのゲームのアバターであったアーデルハイドも人気になり、後に初代マサムネコとファンから呼ばれるようになる。そしてゲームそのものもただの空戦シミュレーションの枠を越えたやりこみ要素と自由度が高く評価され、リリースから1世紀以上経った今なお人気のタイトルとして殿堂入りしている。
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登場人物紹介

◻️名前:サミエラ・ゴールディ

◻️年齢/性別:17歳/女

◻️所属国/本拠地:イギリス/サンファン

◻️所属組織/立場:ゴールディ商会/商会長

◻️略歴:遭難死した前商会長である父親から商会を引き継ぐ。引き継ぎと同時に後見人であるロッコに協力してもらって債務整理をし、商会の規模を縮小してロッコと二人で干し果物屋として再スタートする。


◻️名前:ロッコ・アレムケル

◻️年齢/性別:45歳/男

◻️所属国/本拠地:イギリス/サンファン

◻️所属組織/立場:ゴールディ商会/副商会長

◻️略歴:元はイギリス海軍の准士官である2等航海士として重フリゲート艦【H.M.S.スワロー】に乗り組んでいた。サンファンに娼婦として売られてきたマリーに惚れ込み、彼女を身請けするために海軍を辞してサンファンを拠点に活動するゴールディ商会に転職し、商会長のジョンに信頼されて番頭となる。ジョンがロッコのためにマリーの身請け金を立て替え、マリーをメイドとして雇用してくれたことでジョンに深い恩義を感じていた。妻のマリー共々ジョンの娘のサミエラのことは実の娘のように可愛がっており、海賊との戦闘で片腕を失って船乗りを引退し、一度ゴールディ商会を辞めていた時期はサミエラの後見人としてジョンに指名されていた。ジョンの死後、サミエラを支えてゴールディ商会の債務整理と立て直しに尽力し、現在は再び事業を拡大しつつあるゴールディ商会の副商会長として忙しくも充実した日々を送っている。

◻️名前:ジャン・バール

◻️年齢/性別:42歳/男

◻️所属国/本拠地:フランス→イギリス/サンファン

◻️所属組織/立場:海事ギルド/サンファン交易所副所長

◻️略歴:元はフランスの商船乗りだったが船が難破して海上漂流中にイギリスの貿易商人ジョン・ゴールディに救われ、そのままサンファンに居着く。サンファンの交易所で頭角を表して現在は副所長。ロッコと同じくジョンからサミエラのことを頼まれており、ゴールディ商会名義で銀行に預けてある資産の管理をしていた。

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