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文字数 449文字

女の人の会話を 久しぶりにきいた
実際はチャットなんだけど

女の人の会話は意味深い
表面では穏やかにすまそうとしている内容
そこまでにたどり着く経緯には感情の起伏がある

実はね… から始まる言葉
実際 ぼくは噂話に興味はない

実はね…から始まる言葉
9割7分は嘘っぱちにしか聞こえない
自分が確めないと信じない悲しい性格

ある女の人
感情豊かな女の人
ちょっと引っかかることが起きて
それがトリガー

実はね…から始まるその文章の終わりと同時に
あの人から感情を打ち込まれる!
1分も経過していない
間髪入れずに1分後、その2分後!
立て続けに感情が溢れる

実はね…
には興味はないけど
あなたの言ってることは正しい

間髪入れずあんな正論を
感情いっぱいの文章にのせて
あなただけのメロディーを奏でる
本当 素晴らしい!
どれだけの表現の豊かさは
ぼくにはないし まねできない

豊かな発想はどうやって生まれるんだろうか
それをそのまま感情溢れる表現に変換するスキルは
どうやって培われるのだろう

女の人ってすごい!
ぼくはそのスキルに脱帽
やっぱり好きだ この人!



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