その2

文字数 556文字

事前予約の入場整理券の入場時間には余裕があったけど
入場列の最後の方で大人しく待つ。

10分くらいして入場時間。

ぞろぞろとゲームのプレイゾーンまで皆揃って
黒や虹色のネオンカラーで彩られたゲートの中へ誘導どおり
進んで行く。

そして私たちも。チケットを渡してゲートをくぐる。

そして誘導スタッフの指示と放送のガイダンスどおり,1人1人別々の半分個室のような
黒塗りのベースへ入り
しばらく待機。

“なんだろう?この場所本当に不思議”と同時に

“大丈夫なのかな,ちょっとだけ不安”と
思わされはじめた。

こんな所来たこと無かったし,なにせ暗いし。

妹は平気なのだろうか。誘導された場所が隣で無く離れている為気配すら感じない。

でもそう思ってすぐに頭上から鮮やかな光が射し込み
不安は吹き飛んだ。

光は明るく虹色で誘い込むような鮮やかさ。

浴びた体が虹色に染まる。


そして目の前にモニターと思われる箇所が光始め,
文字が表示され始めた。

ーさあ,ゲームの始まりね!

私の根っからのゲーム好き心がうずきはじめて
一気にハイテンションかつ真剣な気分となった。

その後はもう夢中でゲームの世界へ。

ガイダンスに従ってベースのアイグラス型モニター付ヘルメットをかぶり,ガンシューティング系ゲームでお馴染みのコード付きガンを握りしめ,

モニターを1回,引き金を引き打ちつけた。








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登場人物紹介

瑠花(るか)・・・主人公。中学2年生。

瑠亜(るあ)・・・主人公の妹。小学6年生。

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