第9話 2021/07/17

文字数 1,158文字

 2021/07/17
 昼間に起きられなかった、11時過ぎに起きた。
今日は姉が休みで朝から一緒だった。
挨拶は返してくれたがそれから対応がずっと素っ気ない。
無視してくることもある、姉がつらくなるだけなのに。
姉が使うかと思ってリキッドライナーを買った。
使わない場合は自分のもなくなりそうなので使おうと思っていた。
その旨を伝えてプレゼントした。
しかし姉は、頼んでもないのに買わないで、と言って受け取らなかった。
前に話に出ていたので頼まれてはいなかったが喜んでもらえるかと思っていた。
予想外の反応にとても傷付いてしまった。
恩着せがましかっただろうか、喜んでくれると決めつけて。
それでも悪いことではなかったと思う。
あと、そんな言い方は無いと思った。
せめて今はいらないから自分で使ってと言ってほしかった。
なんだか、余計なことをした気分だ。
姉の機嫌を取りたかった訳でも無い。
そもそも喧嘩をする前に買っていたものだった。
届いたのでたまたま今のタイミングになっただけだ。
喧嘩をしている意味も分からない。
しているのかも分からないのに、なぜ機嫌が悪いのか。
自分が選んだ道で、自分が至らないから、機嫌が悪いのだと思う。
そんなことで自分に当たらないでほしい。
死にたい。
毎日が死にたい。
生きている意味が分からない。
人間を不快な気分にしか出来ないくらいなら。
本当に早く死にたいなあ。
どうして生まれてきてしまったのか。
親の過ちとしか思えない。
貧乏なのになぜ子どもがほしいのか。
先も考えられない、愚かだとしか思えない。
一生、親や兄弟を恨んで過ごさないといけないのか。
何をしてもつらくて、何をしても苦しくて。
こんな気持ちは一生分からない。
自分の気持ちは自分にしか分からない。
 母に姉のことを話してみた。
しかし、姉のことを庇って自分の気持ちは分かってくれなかった。
そんなことが言ってほしいのではないと言って自分の部屋に籠もった。
自分の部屋と言っても姉と一緒なのでプライベートなんて無い。
機嫌の悪い人が近くにいて心臓に悪い。
自分はただ、そう思ったのだね、つらかったねって。
気持ちを聞いてほしかった、分かってほしかった。
アドバイスなんて聞いていない、いらない。
本当に、本当にうつ病のことを理解していない。
調べてもいないのだろう、期待している自分が嫌になる。
姉は勉強して知っているはずなのに、冷たく当たってくる。
本当に自分の家族は理解も理解力も知ろうとする気持ちもない。
こんな家からいなくなりたい、早く出て行きたい。
19歳のときに家を出たのに、病気になって戻ってきてしまった。
一人前になって独り立ちするとずっと思っていた。
何も出来ることもなく、お金も稼げない。
何をして生きていけばいいのだ。
出来ることなんて何もない、死にたい、消えたい。
早く死んで楽になりたい。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

うつ病の人

一人称、自分

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み