第5話 2021/07/13

文字数 697文字

 2021/07/13
 何度か目が覚めたが起きられなかった、昼間に起きた。
悪夢を見た、気持ちが悪かった。
鍵を開けてしまっていて2人の内1人が殺された。
元職場のお姉さんがお店の受付に名前を書いていた。
すぐに部屋に行こうとして空いていたから入った。
何人か人がいたが誰だったか分からない。
学校の職員室の外側、花壇の廊下にいた。
昔はそこに犬のゲージが沢山あって、今は何もない。
楽器を運んでいた、自分のものではなかった。
ぶつけると簡単に壊れてしまう楽器だった。
誰かが入ってこないように鍵を全部閉めた。
後は良く思い出せない。

 夕飯のときに親と姉の話をした。
姉が同級生と会ったが気が付かなかったことにショックを受けていたらしい。
母が、とても落ち込んでいたと言っていた。
機嫌が悪いからどうしたのかと思ったと。
機嫌が悪いのはいつのもこと、自分に当たってきてつらいと言った。
父も母も仕方ないと言ってきた。
余裕がないから仕方ない、そんなこと言ってほしくて言ったのではない。
自分のつらいという気持ちを受け止めてほしかった。
やはり、皆自分のつらさには気が付いてくれていない。
楽だと思っている、この病気を何にも理解していない。
早くこの世界からいなくなりたい。
こんなに狭い家から、家庭から、家族から解放されたい。
毒親から解放されたい。
姉からも解放されたい。
自分は自分の為に生きたい。
何でこの家に生まれてしまったのだろう。
うつ病になるような失敗作で。
他のうつ病の人を失敗作とは思わない。
自分だけが駄目で駄作で屑に感じる、感じてしまう。
早く楽になりたい、ここからいなくなりたい。
早く死んで楽になりたい。
何もかも忘れてしまいたい。
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登場人物紹介

うつ病の人

一人称、自分

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