第7話 2021/07/15

文字数 847文字

 2021/07/15
 今日は朝に起きられなかった、10時過ぎに起きた。
蜜柑を2つだけ食べて昼ご飯を待った。
昼ご飯は祖母の家で食べた、ピーマンの肉詰めが美味しかった。
 父親の誕生日だった、夕飯は姉の帰りが遅かったので3人で祝った。
ピザとサラダとシチューとタルトケーキを食べた。
嫌いな人間でも親だと祝えるものだと思った。
まだ生きていてくれないと、借金を抱えたまま死なれても困る。
自分が美味しいものを食べるために祝った振りをして食べていた。
どうにもこうにもマイナスな感情でしか捉えられない。
病気のせいか、それとも元々の性格か。
どちらでも関係ない、そう思った事実は変わらない。
どうでも良かった、祝っても祝わなくても。
本人が喜んでいるのか分からなかった。
ケーキの「HappyBirthday」の文字もロウソクも本人が恥ずかしがったので無かった。
誕生日にはロウソクの火は付き物だろうと思った。
そこにあったキャンドルに火を付けて無理矢理に火を消させた。
やることがつまらない、ある程度の形式美は保ちたい。
 最近は親戚から借りているゲームにはまっている。
ゲームの世界は楽しい、何度でもやり直しが出来るし、死なない。
楽しいと感じる心はあるのに、また最近、死にたくなってきた。
先のことを考えるとどうしようかと思う。
どうしようもなくていつも考えが終わる。
マイナスなことを考えていても時間の無駄だと分かっている。
それでも無駄なことに思考が囚われてしまう。
休むことに集中したい、なかなか出来ない。
休んでいることが罪のような気がしてならない。
誰も言葉では咎めないが、態度で分かる。
家族の冷たい態度、視線、言葉が突き刺さる。
自分が何をしていようが今まで放っておいたくせに。
急に近くにいることになって、自分を縛るようになってきた。
どちらにしても邪魔で仕方が無い、煩わしい。
もう、全てを諦めたい。
毎日毎日毎日毎日毎日薬を飲んで、何になるのか。
全然良くなってない、なることなんて無い。
もう死んでしまった方が、全てが早い、楽でいい。
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登場人物紹介

うつ病の人

一人称、自分

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